『AND JUST LIKE THAT... シーズン2 / セックス・アンド・ザ・シティ新章』の第3話「あなたとの第3章」のあらすじや感想・レビューを紹介します。
<※ネタバレあり>
キャリーは回顧録のオーディオブック収録に臨みますが、ビッグが死ぬくだりが書かれた第3章をどうしてもうまく読むことができません。そこで仮病を使い、誰かに代わってもらおうとしますが失敗。そんな時、キャリーはシーマと一緒にブルガリの注目新人デザイナーである隣人リゼットのジュエリーショーを見に行きますが、ウェイターが盗難しているところを目撃。作品をほとんど盗まれたショックでベッドから起き上がれないリゼットに、キャリーは「今はまだ休んでいていい」と告げて添い寝をしてあげます。後日、キャリーは収録を再開し、今度は第3章をちゃんと読むことができるのでした。
子どもが通う学校で一人の生徒が作った“やりたいママ”リストの2位、3位に入っていたリサとシャーロット。犯人の少年がイケメンだと知った彼女たちは、その行為と処罰を本人の大学進学時の記録に残すと学校側から聞かされて反対します。
チェのドラマ出演を見学しようとしていたミランダのもとに、ヨーロッパ旅行中のブレディから電話がかかってきます。恋人にフラれて落ち込む息子が心配になり、携帯電話の電源を切らずに撮影現場に持ち込んだところ、大事なシーンの収録中に着信音が鳴り響いてしまいます。帰国するブレディに合わせて自分もその夜ロスを発つことにしたミランダは、チェから騒ぎすぎだと言われ、「大事な息子なの。あなたには分からない」と言い返すと、「ならお互い様だ」と返されます。ニューヨークでブレディと再会したミランダは、「みんな別れていく」と言いながら泣く息子を「私たちは違う」と抱きしめます。
このエピソードでは、久々にキャリーが大好きな靴を買いまくる様子が描かれます。同じように夫を亡くした知り合いから、気分が良くなることをするのが効果的だと助言されてのことでしたが、本来であれば気分が晴れるはずのことをしても第3章を読むことはできません。友人に寄り添うことで最終的に心の平安を取り戻すところは、女性同士の友情を丁寧に描いてきたこのシリーズならではと言えます。
本作では様々な固有名詞が登場しますが、この第3話で問題のリストを作った犯人を見かけたリサが言ったセリフ、「ブランチ・デュボアになった気分」のブランチとは、テネシー・ウィリアムズの有名な戯曲「欲望という名の電車」の登場人物。なぜブランチに例えたのか気になる人は、その戯曲を読んでみてください。
「社会が何と言おうが、自分の幸せは自分で決める。」と語る脚本家のマイケル・パトリック・キングに、作品やキャラクターに込めた想いを聞きました。
キャリーの親友・ミランダ・ホップスを演じるシンシア・ニクソンに、ミランダの変化や人生で学んだことについて聞きました。
キャリーの親友・シャーロット・ヨークを演じるクリスティン・デイヴィスに、シャーロットの変化と成長から全作品の中でのお気に入りのシーンまで振り返っていただきました。
キャリーと共に年を重ねてきたサラにとって、キャリーという存在とは?サラにこれまでの歩みと、新シリーズについて聞きました。
2024年に観た作品の中で、最も記憶に残っている、人におすすめしたい作品を宇多丸さんに聞きました!