絶対的王者が陥った空前の大不振 苦い教訓を糧に再起を誓うマンチェスター・C
誰も予想だにしない失意のシーズンとなった。前年度王者が陥った極度の不振は、例年以上に波乱の多かった今季の中でも特に大きなサプライズのひとつに数えていいだろう。
2025.06.08
誰も予想だにしない失意のシーズンとなった。前年度王者が陥った極度の不振は、例年以上に波乱の多かった今季の中でも特に大きなサプライズのひとつに数えていいだろう。
悲願のタイトルにはまた一歩届かなかった。プレミアリーグを3シーズン連続の2位で終えたアーセナルの成績は決して非難の対象となるものではない。しかしながらノースロンドンの名門にとって、過去3シーズンの中で優勝から最も遠い2位だった事実は否定できない。
競争力の高いプレミアリーグにおいて、シーズンを通して高いレベルで一貫性をキープすることは容易ではない。その意味で今季のリヴァプールのパフォーマンスは過去数シーズンの中でも傑出したものだったことがわかる。
チャンピオンズリーグ出場まであと一歩に迫りながら、最終節でその夢が破れた。ノッティンガム・フォレストはチェルシーとの直接対決に0-1で敗れ、欧州最高峰の舞台への切符を手にすることができなかった。
監督就任1年目でプレミアリーグ制覇の偉業を達成したアルネ・スロット監督。最終節となったホームでのクリスタル・パレス戦後に行われた優勝セレモニーの場で、指揮官が今シーズンを手短に振り返った。
今シーズン期待された成績には届かなかったマンチェスター・Cだが、ペップ・グアルディオラ監督は「人生は学びの連続」と苦しい時期にも前向きな姿勢を見せている。