『AND JUST LIKE THAT... シーズン2 / セックス・アンド・ザ・シティ新章』の第8話「過去があって今がある」のあらすじや感想・レビューを紹介します。
<※ネタバレあり>
キャリーは、再会したエイダンと連日のようにベッドをともにするようになっていました。ホテルのルームサービスでオムレツを注文するという話から、彼がバージニアで飼っているニワトリの話になり、赤レンガの家や子どもたちの話も聞いたキャリーはバージニアに行くことにします。
友達とのランチの時、エイダンと一緒にディナーをしようと誘うと、ミランダとシャーロットは快諾しますが、シーマは「日にちを教えて」と即答しません。その帰り道、ミランダからエイダンのことを急ぎすぎていないかと心配されたキャリーは、今のエイダンとはかつての彼も含めて、これまで誰とも味わったことがないほど濃密な時を過ごしていると話し、「ビッグを選んだことは間違いだったかもしれない」と打ち明けます。そして、エイダンと会うためにアパートを貸してくれたチェから、なぜ1回目は別れたのかと聞かれて「私が間違ってた」と答え、それを聞いたエイダンから抱きしめられます。
人権のために闘う団体のインターンとして働くことになったミランダ。上司のライナに気に入られて初日から重要な仕事を任された結果、年下の先輩たちから煙たがられてしまいます。それでもライナから「30年の経験を持つあなたが適任なの」と、産休中の代理を頼まれて引き受けることに。
アートギャラリーで働くことにしたシャーロットは、職場用にワンピースを買った際、おなかが出ているのが気になってダイエットを開始。それでも体型は戻らず、補正下着を重ね着し、こだわり続けたベルトも外して会社に向かいます。すると新しい同僚の一人であるレラはビッグサイズであることを気にせず、堂々と振る舞っていました。その姿を見たシャーロットはトイレで補正下着をすべて外し、ベルトを付け直して笑顔を浮かべます。
アンソニーの店ではテレビに出たジュゼッペが人気になりますが、アンソニーはストレートだと思っていたジュゼッペが背後から抱きしめるようにしながらゲイだと告げてきて動揺。「職場では一線を超えないことにしてるから、魅力的すぎるあなたとは一緒に働けない」と言うと、彼が「わかった」と返した後でキスをしてきて「辞めるよ。ならいい?」とニッコリ笑うので観念します。
キャリーはシーマと美容院で出くわし、エイダンとのディナーに対する返事を求めます。するとシーマは、キャリーが大恋愛を2回も経験し、そのひとりと再びうまくいっていることにわだかまりを感じてしまうため、予定していた2人のハンプトンズ旅行もキャンセルしたと告白。「あなたを失わないか心配」と言うキャリーに、シーマは「今は少し距離を置きたい」と伝えて立ち去ります。後日、ディナーに遅れて登場したシーマは、キャリーに向かって「大丈夫よ」と笑顔で告げます。そしてキャリーは、エイダンの農場へ向かうのでした。
女性の脚本家たちが自身の体験をストーリーに盛り込んでいるだけあって、リアルなところが本作の持ち味。今回のエピソードで、ダイエット中のシャーロットが夫のハリーに「そのままでいい」と褒められても納得できず、新しい会社にいる女性の同僚を見てようやく今の自分を受け入れる様は、女性なら理解できる心境でしょう。また、キャリーはシーマとの関係に緊張が走ったことで心配しますが、これはかつてサマンサと距離を置いたことで一時没交渉となったことが尾を引いていると思われます。
今回は、シーマの同僚エリオットとして『ヤング・スーパーマン』でライオネル・ルーサーを演じたジョン・グローヴァーが登場。
「社会が何と言おうが、自分の幸せは自分で決める。」と語る脚本家のマイケル・パトリック・キングに、作品やキャラクターに込めた想いを聞きました。
キャリーの親友・ミランダ・ホップスを演じるシンシア・ニクソンに、ミランダの変化や人生で学んだことについて聞きました。
キャリーの親友・シャーロット・ヨークを演じるクリスティン・デイヴィスに、シャーロットの変化と成長から全作品の中でのお気に入りのシーンまで振り返っていただきました。
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