『AND JUST LIKE THAT... シーズン2 / セックス・アンド・ザ・シティ新章』の第10話「最後の晩餐 Part1」のあらすじや感想・レビューを紹介します。
<※ネタバレあり>
別れた夫アンドレからベビーシャワーに誘われたナヤに「ミランダのように、別れたらスパッと切るべきだった」と言われたミランダ。これまでの関係を見直し、チェが久々に行うライブへ行くことにします。しかし、ミランダが来ていると知らないチェは、彼女とのことをネタに話し始めます。聞いていられないミランダは途中で帰りますが、その姿を見て追いかけてきたチェと店の前でケンカをしてしまいます。
サム・スミスに絵を売ったシャーロットは、ギャラリーのしきたりに従って同僚たちと祝杯をあげることに。酒が入って盛り上がったシャーロットは、家族から些細なことでしょっちゅう連絡が来ることに苛立ち、お酒が入ったピッチャーの中に携帯電話を投げ入れます。その後すっかり酔っ払ってご機嫌で帰宅したシャーロットは、家族に「私は妻や母親ってだけじゃない。そこのところをちゃんと理解してちょうだい」と伝えます。
リサは仕事でチャンスが訪れ、夫ハーバートも選挙に出馬中という状況で予想外の妊娠をしたことに悩みます。夫から「僕も協力する。君なら両立できるはずだ」と励まされ、自分でも「私ならできる」と言い聞かせますが、表情は晴れません。そしてある夜、出血したリサはハーバートと病院へ向かうことに…。
ひょんなことから、有名シェフに家で16人分のディナーを作ってもらう権利を手にしたキャリーは、今のアパートのお別れパーティを開くことにします。そのうちの1席はエイダンのために取ってあると伝えると、かつて2人で暮らした場所に決して足を踏み入れない彼から、「アパートに行けない理由は、また君に怒鳴らないか不安だったからだ」と打ち明けられます。2人の距離がいっそう近づいたかと思われた時、エイダンの思春期の息子ワイアットが交通事故を起こして怪我をしたという知らせがあり、エイダンは急いで帰ることに。その後、病院に駆けつけたエイダンはキャリーに電話し、息子が自分を必要としていた時にそばにいてやれず、大怪我を負わせてしまったと涙を流しながら悔やむのでした。
全11話のシーズン2がいよいよ佳境を迎える中、シリーズで珍しい2部構成に。Part1・2というふうに分かれたのは、『セックス・アンド・ザ・シティ』のシリーズフィナーレ(シーズン6第19話・第20話)以来2度目です。(※前回は、邦題だと分かりませんが、原題では「An American Girl in Paris (Part Une・Deux)」)。シーズン3更新が発表されていないため、これが『AND JUST LIKE THAT... /セックス・アンド・ザ・シティ新章』のラストとなる可能性もありますが、前回のフィナーレ以来となる2部構成の後編がどうなるのか、注目です。
なお、しばらく姿を消していたスタンフォードのその後が今回キャリーの口から語られますが、これはスタンフォードを演じるウィリー・ガーソンが2021年に病死したものの、彼の演じるスタンフォードは世界のどこかで生き続けていることにしたかったという制作陣の思いが込められているそう。ちなみに、その彼の落ち着く先として京都が選ばれたのは、クリエイターのマイケル・パトリック・キングがかつて同地で安らぎを見出した経験にもとづいているんだとか。
今回はゲストとして、グラミー賞やアカデミー賞を受賞している人気アーティストのサム・スミスが本人役で登場。彼が出ることは番組公式とサム本人のInstagramで今年2月に明かされていました。ちなみに、彼が絵を買ったというアレックス・イスラエルは実在のアーティストで、ニューヨーク近代美術館(MoMA)にも彼の作品が飾られています。
「社会が何と言おうが、自分の幸せは自分で決める。」と語る脚本家のマイケル・パトリック・キングに、作品やキャラクターに込めた想いを聞きました。
キャリーの親友・ミランダ・ホップスを演じるシンシア・ニクソンに、ミランダの変化や人生で学んだことについて聞きました。
キャリーの親友・シャーロット・ヨークを演じるクリスティン・デイヴィスに、シャーロットの変化と成長から全作品の中でのお気に入りのシーンまで振り返っていただきました。
キャリーと共に年を重ねてきたサラにとって、キャリーという存在とは?サラにこれまでの歩みと、新シリーズについて聞きました。
2024年に観た作品の中で、最も記憶に残っている、人におすすめしたい作品を宇多丸さんに聞きました!