日本人初のUFC王者誕生へ!朝倉海「夢を持つことで人生が豊かないいものになることを、試合を通して伝えたい」──12月8日『UFC 310:パントージャ vs. 朝倉海』フライ級タイトルマッチ
12月8日(日)に開催される『UFC 310:パントージャ vs. 朝倉海』。朝倉海が、試合直前の心境を語ってくれた。
アジアの実力あるMMA選手がUFCの契約権をかけてトーナメントを争う「ROAD TO UFC」。3回目となる『ROAD TO UFC Season3』では、日本人8選手を含む総勢32名の総合格闘家が、男子フェザー級、男子バンタム級、男子フライ級、女子ストロー級の4つの階級で頂点を目指します。
日本人選手の層が厚いバンタム級のトーナメントには、DEEPフューチャーキングトーナメント2021優勝の小崎連(エピソード3)、今年2月のRIZINでの活躍が記憶に新しい野瀬翔平(エピソード3)、そして、PANCRASE第5代バンタム級王者の中西透暉鷹(エピソード4)が名前を連ねます。そんな3人が、上海入り後、1回戦を目前に控えた心境をオンラインで語ってくれました。
──初めての海外での試合ということなのですが、中国で中国の選手と試合つまりアウェーになることについて、どんなことを思っていますか?
小崎:どうなんですかね?(笑)あんまり考えてはないんですけど。中国で中国人とやるっていうことに対しては、あまり実感がないのと、それがどういうものなのかっていうのは別にそんなに考えていないっていうのと。あとは実際その試合になってみないと、雰囲気とかも分からないから、今はなんとも言えないなっていう。今はアウェーだなって感じることはあんまりないです。
──RTUへの参戦が決まったときのことを振り返っていかがですか?
小崎:決まったときは正直自分でいいのかなっていうのと、あとはまさか出られるとは思ってなかったので、「マジか!」っていう、それが最初の率直な気持ちでした。他の選手たちに比べると僕は全然日本での実績もない中で、今回たまたま入れたと思っているので。ここでチャンスがもらえたからしっかりそれを活かせればいいなという感じです。
──どんな姿を見せたいですか?
小崎:試合は何があるかわからないなかで、僕は「何かを起こせる」という自信があるというか。何かひとつでも勝てるポイントがあれば持っていけるような感じにはあるので、そこで勝負するという感じで今はいます。
──対戦相手のダーエミィスウ・ザウパースー選手の印象は?
小崎:基本的には全部できて、特に組みの展開でのコントロールや、フィジカルとか体のバランスがすごいいいなっていう印象です。相手がやりたいことをさせない展開を作るようにして、その流れの中でどこかひとつ自分の良い印象が残るポイントを作って、最終的にフィニッシュできたらと思っていますが、試合では何が起こるかわからないので、自分ができることを精一杯やって、その中で勝ちにつなげられたらいいかな、という感じで考えています。
──高校球児だったそうですが、いかにして格闘技の道へ進んだのですか?
小崎:もともと格闘技好きで、ちっちゃい頃に野球か格闘技かをテレビで見て好きだったので、たまたま野球の方にいったっていうだけで、興味はあってやってみたいなっていうのはあって。高校生の時は寮生活をしていて、その頃にRIZINが盛り上がっていてみんなで見ているなかで、「やっぱりやってみたいな」と思ったのがきっかけです。
──憧れのUFCはどのような舞台なのでしょうか?
小崎:憧れっていうか……、そこへの切符をもし手に入れることができたのならば自分にとってすごい人生の財産になると思いますし、それだけで、宝物じゃないですけど、目標にしているものが手に入るということは、人生の中でそう簡単にできることじゃないと思うので。そういうチャンスが若いうちに巡ってきてくれたことには感謝し、それを掴みに取りに行きたいなっていう気持ちがあります。もう突っ走るしかないですね!
──U-NEXTで応援している皆さんにメッセージをお願いします!
小崎:皆さんにインパクトを残してしっかりとフィニッシュして勝ちたいと思うので応援よろしくお願いいたします!
──上海でファイトウィークを過ごしている現在のコンディションはいかがですか?
野瀬:もうバッチリ、去年と比べても、(上海に)慣れてはないですけど(笑)、勝手がわかっている2回目の今年のほうがコンディションがいいです。
──ROAD TO UFC Season3への参戦が決まった時の気持ちは?
野瀬:今年……というか、しばらくUFCへのアタックには期間を開けて、実力と経験を積んでからになるかと思っていたところでお話をいただいたので、すごくびっくりして。師匠の弘中先生も「どうする?」と。やっぱりそう言われたら即答で、「出る」としか言えなかったです、選択肢として。
──1回戦の対戦相手となる韓国のユ・スヨン選手の印象は?
野瀬:やっぱり3団体でチャンピオンになっているので絶対に強いです。過去の試合を見ていても、自分とは体型も含めて似ていて、バックボーンもサンボと柔道なので似ているところがあります。何よりやりたいことが似ているというか、組んでテイクダウンして、柔術が得意。だからこの全局面で僕が上回って勝とうと思っています。どちらが組みでいいところを取るかの勝負になると思っています。
──どのような試合を見せたいですか。
野瀬:僕が一本極めて、驚かせたいですね、日本のみなさんを。どっちがしっかりテイクダウンなり何なりで上を取るかの展開になると思いますが、その中でも下になったときはいかに速くリバーサルできるか。お互いにそうしたい、させないという攻防になる、そういう試合になるので。
──RTUを通して、どんなアピールをしていきたいですか。
野瀬:UFC本戦に行っても上位に絡めるような選手、「こいつ上がっていくんじゃないか」と見られるのに必要なパフォーマンスをして、「本戦に行ったらもう駄目だろう」と思われるような勝ち方ではなく本戦でも活躍できるだろうという勝ち方がしたいです。
──野瀬選手が契約を勝ち取りたいこのUFCとはどのような舞台なのでしょうか?
野瀬:やっぱり絶対的な1番なので。UFCのチャンピオンは、世界の一番。ここを目指さないことには「世界で一番強くなりたい!」って思ってやってるので、まずその入り口に立ちたいという気持ちです。何としても勝ちます!
──U-NEXTを通して応援している皆さんにメッセージをお願いします!
野瀬:今回で3回目のチャレンジなのですが、何としても契約を勝ち取るのでU-NEXTで応援よろしくお願いします!
──トーナメント1回戦を迎える現在の心境は?
透暉鷹:UFCに行きたい気持ちがあってPANCRASEにも出てきて、UFCに契約できるっていうところが見えてきたので、すごい嬉しかったです。自分はまだUFCトップのレベルではまだないと思うのですが、そこで戦う時に向けてしっかり勝ちたいと思っています。
──対戦相手のキム・キュサン選手は180cmで身長差が12cmあります。相手の印象は?また、対策もかなりしてきたのでしょうか。
透暉鷹:長身の打撃メインの選手ですが、PANCRASEでもそういう対戦相手はいたのでイメージはちょっとしやすいです。その中でも、組みのレベルがずっと上がってくると思うので、そこは対策してきました。ただ試合が決まってからも、あまりその試合のことだけを見てしまうと、長い目で見た時に全体的なレベルアップができないと思うので、全体的に今ままでの実力を伸ばしていきながら、2週間ぐらい前から、映像を見ながら対策練習をやっていく感じです。
──理想のフィニッシュを教えてもらうことはできますか?
透暉鷹:打撃でしっかりフィニッシュするイメージもありますし、あるいは組みの展開になったら、無理にはいかないですが形を作れればテイクダウンをしっかりしに行ってグランドで削ってグランドで極めたり。自分からしっかり攻めてフィニッシュを狙うということですね。見てくれる方々がたくさんいるという意味でももちろんフィニッシュして勝つという気持ちがあるのですが、今は練習中でもグランドに漬けに行ったりだとか判定で勝ちに行ったりするような練習の仕方をしていないので、練習でやってきたことをしっかり出せば面白い試合にはなると思っています。
──憧れてきたUFCというのは透暉鷹選手にとってどのような舞台ですか?
透暉鷹:世界を目指している男たちはかっこいいというのと、強さを求めていくことで、その強さに比例してファイトマネーとかも上がっていく世界なので。そして、自分がやるからには一番上を目指すっていうのは昔からスポーツをやってきたなかでも目標をしっかり高く設定してきました。
──勝利のあとのバク宙を成功させてくれますか?
透暉鷹:いや(笑)あれはもうみんなから「危ないからやらない方がいい」って言われていて、ちょっとだけ封印します。ちょっと練習しておきますね。
──U-NEXTで応援している皆さんにメッセージをお願いします!
透暉鷹:試合に向けて、すごく良い状態を作れているので、しっかり試合で魅せられるように、一回戦を頑張ります。
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