バンタム級の伊藤空也、井村塁がUFC契約を目指すトーナメント初戦を前にその心境を語る!──5月23日(金)ROAD TO UFC シーズン4 エピソード3&4
バンタム級の伊藤空也選手、井村塁選手が、試合に向けての心境や思いの丈をたっぷり語ってくれました。
アジアの実力あるMMA選手がUFCの契約権をかけてトーナメントを争う「ROAD TO UFC」。3回目となる『ROAD TO UFC Season3』。日本からは4階級で8名の選手が優勝を目指して戦います。
そんなイベントのなかで、さらなる機会を提供する場として実施される非トーナメント戦のワンマッチに、今年3月にパンクラス王者に輝いた“ヤン坊”こと雑賀達也選手が出場、日本のプロモーションでも活躍している韓国のキ・ウォンビン選手と対戦します。日頃は会社員として働き、上海行きも「書類がバタバタでした」と語る雑賀選手が、ビッグチャンスを前に意気込みを語ってくれました。
──上海でファイトウィークを過ごしている現在のコンディションはいかがですか?
雑賀:コンディションはバッチリですね。なんか、「いつもより調子いいんじゃね?」くらいに思ってます(笑)。
──試合会場でもある上海パフォーマンス・インスティチュート(PI)はいかがですか?
雑賀:すごいですね、日本にはないなっていう感じで、羨ましかったですね。こういう環境で練習できたことはめちゃめちゃアガりますね。基本的にケージの中に入るとスイッチが入るので、ちょっとPIの練習用のオクタゴンに入っただけでもスイッチが入っちゃったりとかして(笑)。興奮してました。
──この参戦が決まったときのことを振り返ると?
雑賀:まず、連絡がきたのは仕事中でした。米海軍の基地の中で働いているのですが、仕事の段取りなどをして船から降りるときに携帯が鳴ったらこの件で、その場で一回止まっちゃって、後ろに人がつっかえちゃいました(笑)。「え!?」みたいな感じですぐ(電話を)かけ直しますと言って。一回、時が止まっちゃいましたね。「マジか!」って。
──対戦相手のキ・ウォンビン選手の印象は?
雑賀:とにかく筋肉モリモリだなっていうのと、フィジカルがすごそうだということ。韓国の選手特有の、気持ちの強さはちょっと厄介だなとは思っています。
──どんな試合をしたいと思っていますか?
雑賀:いつも通りです。チャンスがあったらもう、そこをスパッ!と切り落とすような。隙は逃さず行こうという感じですし、あっちがMMAで来ればこっちもそれで対応する感じで、いつも通りKOをしようかなと思ってます。
──いつも通りKOというのはヤン坊選手にしか言えませんね。
雑賀:それが通常運転ですからね(笑)!
──相手のMMAに対しても対応するということでしたが、年末のPANCRASEの次期タイトル挑戦者決定戦での粕屋選手との試合で組みの展開にもしっかり対処できるという姿を見せてくれました。ああやってフルラウンド戦い抜いて勝ち切ったことは世界で戦うにあたり自信になっていますか?
雑賀:そうですね、今までそういう練習もしてきて。やっぱり連敗した時はそこが足りないってすごく周りには言われてしまっていたので、力を入れてきたのですが、実際試合になると1ラウンドで終わっちゃってるんで、あんまり皆様に見せる機会がなかった。そういうなかでやっと、12月の試合で見せられたなと思っています。
──今、こういうショートノーティスのチャンスも逃さないために練習のなかで常に取り組んでいる課題などはあるのですか?
雑賀:基本的に全体的なスキルの向上だったりレスリングのポイント、ポイントを見つめ直すところをやってみたり、あとはフィジカルと心肺機能の向上をするトレーニングを結構やってきました。ここ最近はずっとそれをやってる感じです。
──今回ワンマッチでの参戦です。試合でどんなアピールをしたいですか?
雑賀:俺が日本一のKOアーティストだっていうのをお見せしたいのと、「なんだこのサムライ!」みたいな、スパッと切り落としちゃうかのうような、「まさに刀のようだ」といった表現をされたいですね、切れ味抜群!みたいな。
──では、実況解説陣がどんな表現をするかにも期待しています!ところで、UFCの公式サイトに載っているアンケートに、「UFCとは」という設問があり、ヤン坊選手の回答は「『自分はどこまで遠くまで来たのか?』に対する答えを見つけることです。」とありました。意味はわかるのですが、もう少し詳細を伺うことはできますか?
雑賀:格闘技を、26歳だっけな……、そこから始めてきて、いろんな戦いをしてきて、後輩たちもできてきて、そしてベルトも獲って。自分がどこまで来たのか、つまりどこまで通用するレベルになったのか。その答えを見つけていきたいなという感じです。みんなそうかもしれないですけど、本当に憧れというか、自分が触れることのできる世界だと思っていなかったので、始めた頃は。でもまさか自分がこうして玄関に立たせてもらえたので。
──U-NEXTで応援している皆さんにメッセージをお願いします!
雑賀:しっかりKOをして僕のストライキングは世界に通用するってことをアピールして契約につなげていきたいと思ってます。ぜひU-NEXTで見てください。応援よろしくお願いします!
エピソード3:5月19日(日)日本時間19時開始
【男子バンタム級(61.2kg以下)】ダーエミィスウ・ザウパースー(中国) vs. 小崎連(日本)
【男子フライ級(56.7kg以下)】ジョン・アルマンサ(フィリピン) vs. アンガド・ビシュト(インド)
【男子バンタム級(61.2kg以下)】ユ・スヨン(韓国) vs. 野瀬翔平(日本)
【男子フライ級(56.7kg以下)】ジー・ニウシュイエ(中国) vs. チェ・ドンフン(韓国)
【ライト級(非トーナメント)】キ・ウォンビン(韓国) vs. 雑賀達也(日本)
バンタム級の伊藤空也選手、井村塁選手が、試合に向けての心境や思いの丈をたっぷり語ってくれました。
ライト級の神谷大智選手、エフェヴィガヤニック雄志選手が、UFCを目指す戦いに向けての思いを語ってくれました。
フライ級の吉田開威選手、女子ストロー級の松田亜莉紗選手が、UFCへの思いや試合への意気込みを語ってくれました。
フェザー級の中村京一郎選手、青井人選手が、UFCへの思いやこの試合に向けての意気込みを語ってくれました。
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