アニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』を観るべき10の理由
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アニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』を観るべき10の理由

2025.04.11 22:00

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  • 機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)

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ガンダムシリーズ最新作として、放送前からSNSでトレンド1位を獲得するなど、大きな注目を集めている機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』。なぜこれほどまでに話題沸騰なのか?今すぐ『ジークアクス』を視聴すべき10の理由を、長年のファンからシリーズ初心者まで、すべてのアニメ好きに向けて解説します !

機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)
© 創通・サンライズ

理由1:夢のタッグが生み出す、唯一無二のクリエイティブ

本作最大の注目点は、ガンダムシリーズの総本山サンライズと、『エヴァンゲリオン』シリーズで知られるスタジオカラーという、前代未聞のタッグが実現したこと 。さらに、監督には『フリクリ』『トップをねらえ2!』の鶴巻和哉、脚本には同氏と多くの作品で組んできた榎戸洋司、そして『新世紀エヴァンゲリオン』『シン・ゴジラ』の庵野秀明が名を連ねています 。

これは単なるビッグネームの集結ではありません。ガンダムの伝統を受け継ぐサンライズと、独自の作風を持つカラー/庵野/鶴巻という異なるクリエイティブ哲学の融合であり、既存の枠にとらわれない、全く新しいガンダム体験を予感させます。庵野氏が得意とする原作への深いリスペクトと再解釈 、そして鶴巻監督が描く他者との出会いやサブカルチャーを通じた成長物語 がどのように化学反応を起こすのか、期待せずにはいられません。

理由2:日常と非日常が交錯する、予測不能な物語

物語の主人公は、宇宙コロニー〈イズマ・コロニー〉で平和だがどこか偽物のような日常を送る女子高生、アマテ・ユズリハ(通称マチュ)。彼女が戦争難民の少女ニャアンと出会ったことをきっかけに、非合法なモビルスーツ(MS)決闘競技《クランバトル》の世界へと足を踏み入れます 。

一方で、軍と警察に追われる謎の少年シュウジと、彼が駆る《ガンダム》の存在も示唆されており 、物語は複数の軸で展開していきます。現代日本の延長線上にあるような生活感あふれるコロニーでの日常描写 と、アンダーグラウンドなMSバトルという非日常のスリルが交錯。

マチュ自身が抱える日常への違和感 や、ニャアンのような難民の存在 は、単なるロボットアクションに留まらない、現代社会にも通じるテーマ性を秘めている可能性を示唆しています。

理由3:魅力的なキャラクターと豪華声優陣

主人公マチュ役の黒沢ともよ、ニャアン役の石川由依、シュウジ役の土屋神葉をはじめ、実力派声優陣が集結 。さらに、一年戦争の伝説的人物であるシャア・アズナブル(CV:新祐樹)や、本作で重要な役割を担うとされるシャリア・ブル(CV:川田紳司)など、往年のファンにはお馴染みのキャラクターも登場します 。

特に、シャアのような象徴的なキャラクターに若手実力派の新祐樹を起用している点は 、単なる再登場ではなく、このパラレルワールドにおける新たな解釈、あるいは次世代に向けたリブートを意図しているのかもしれません。フレッシュな新キャラクターと、新たな息吹を吹き込まれた旧キャラクターたちが織りなす人間ドラマから目が離せません。

理由4:革新的なメカデザインと迫力の戦闘描写

主人公機GQuuuuuuX(ジークアクス)をはじめ、謎に包まれた赤いガンダム、白いガンダム、そして多様なバリエーションを持つザクなど、魅力的なMSが多数登場 。メカニカルデザインには『新世紀エヴァンゲリオン』の山下いくとも参加しており 、シャープかつ複雑なラインを持つ、これまでのガンダムとは一線を画すデザインが見られます。

戦闘シーンの評価も高く、MSの重量感、金属の質感、ビームの熱量、衝撃などがダイレクトに伝わる、迫力ある描写が称賛されています 。特にジークアクスの持つ斧(アクス) など、物理的なインパクトを重視したような描写は、新たなメカアクションの境地を開拓するかもしれません。

理由5:ガンダム史の「もしも」を描く、大胆な世界設定

本作の核心は、『機動戦士ガンダム』(ファーストガンダム)の時代、宇宙世紀0079年から分岐した「あり得たかもしれない」歴史を描くパラレルワールド設定にあります 。

劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』では、一年戦争の結末が我々の知る歴史とは異なる可能性が示唆され、大きな話題を呼びました 。これにより、シャリア・ブルのようなキャラクターが異なる運命を辿るなど 、長年のファンにとっては考察のしがいがある深みが生まれています。

この大胆な設定は、ガンダムの豊かな歴史資産を活用しつつ、新たな物語を紡ぐための戦略的な選択と言えるでしょう。知っている歴史との対比が生むドラマは、本作ならではの魅力です 。

理由6:美麗な映像と独特なアートスタイル

スタジオカラーとサンライズのタッグにより、映像クオリティは折り紙付き。緻密な描き込み、滑らかなアニメーションは、視聴者を『ジークアクス』の世界へと引き込みます 。

特に注目すべきは、劇場先行版で見られた、一年戦争パート(安彦良和氏の画風を彷彿とさせる)と、現代パート(キャラクターデザイン・竹氏によるポップな画風)の意図的なコントラスト 。これは単なるスタイルの違いではなく、過去と現在、そして歴史の分岐点を視覚的に表現する演出であり、物語に更なる奥行きを与えています。

理由7:米津玄師、星街すいせいら豪華アーティストによる音楽

音楽面も超豪華。主題歌は、現代の音楽シーンを牽引する米津玄師による書き下ろし楽曲『Plazma』。疾走感あふれるサウンドと、『もしも』を繰り返す歌詞が、本作の世界観やテーマと深く共鳴していると話題です 。

エンディングテーマは、絶大な人気を誇るVTuber・星街すいせいの『もうどうなってもいいや』。クールな歌声とサウンドが、若者の葛藤や決意を感じさせます 。劇中での楽曲の使われ方も絶妙で、物語をより一層盛り上げています 。

理由8:初心者から長年のファンまで楽しめる懐の深さ

本作は、主人公マチュの視点を通して物語が展開されるため、ガンダムシリーズに初めて触れる視聴者でも感情移入しやすく、ストーリーに入り込みやすい構成になっています 。一方で、宇宙世紀との繋がりや大胆なIF設定は、シリーズを深く知るファンにとって無限の考察対象を提供します 。

この二重構造により、幅広い層がそれぞれの楽しみ方を見つけられる懐の深さを持っています。TVシリーズから視聴を開始すれば、よりスムーズに物語世界へ没入できるかもしれません 。

理由9:劇場先行版の大ヒットが証明する、確かな評価と人気

TVシリーズに先駆けて公開された『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』は、興行収入32.9億円、観客動員数200万人を突破する大ヒットを記録しました 。

これは、作品に対する期待の高さと、実際に鑑賞した観客からの確かな評価の表れと言えるでしょう。限られたプロモーション期間にも関わらず 、口コミで人気が広がり、多くの観客を劇場へと足を運ばせた事実は、作品自体の持つパワーを証明しています。

理由10:「今」観るべき、話題騒然のアニメ体験

『ジークアクス』は、現在最も注目され、議論されているアニメの一つ。SNSやレビューサイトでは、賞賛、批判、深い考察が飛び交い、活発なコミュニティが形成されています 。

ガンプラをはじめとする関連商品も続々展開され 、まさに「祭り」のような盛り上がり。今、この作品を観ることは、単なるアニメ鑑賞に留まらず、この熱狂的な文化現象に参加することを意味します。リアルタイムで考察を交わし驚きを共有する体験は、現代のアニメファンダムならではの醍醐味でしょう。

『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』は、トップクリエイターが集結し、大胆な設定と魅力的なキャラクター、ハイクオリティな映像と音楽で織りなす、まさに「今観るべき」一作といえます。初心者もファンも、この衝撃的なガンダム体験をお見逃しなく!

本作は、日本テレビ系30局ネットにて毎週火曜24時29分から放送中。U-NEXTほか各種プラットフォームでも配信中です 。ぜひ、あなた自身の目で確かめてみてください。

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