コートジボワール代表アディングラが、昇格組のサンダーランドへ 「大きな挑戦」へ向かう心境を語る
「プレミアリーグでプレーすることは、子どもの頃からの夢だった」。そう語るシモン・アディングラは、2022年6月にブライトンへと加入し、プレミアリーグのピッチに立つ切符を手に入れた。 そして今夏、9シーズンぶりにプレミアリーグに昇格し、積極補強を続けるサンダーランドへと活躍の舞台を移す。スタジアム・オブ・ライトのピッチに立つ日を心待ちに、ファンへの想いを言葉にした。
スイス代表で歴代最多出場記録を持つ男が、新たな挑戦を求めて、再びプレミアリーグへ帰ってくる。
この夏、レバークーゼンからサンダーランドへの完全移籍が発表されたMFグラニト・ジャカ。なぜ、ドイツの強豪から昇格組への移籍を決断したのか。その背景と、新たなクラブで歴史を刻むことへの強い覚悟を語った。
──正式にサンダーランドの選手となりました。今のお気持ちはいかがですか?
ジャカ:ここに来られて、とても誇りに思います。決まるまで長い時間待ちましたが、今はここにいられることを楽しみにしています。
──あなたはブンデスリーガの強豪レバークーゼンを離れ、ここで野心的なプロジェクトに乗り出すことになりました。間違いなく他のクラブからも関心があったと思いますが、なぜサンダーランドだったのでしょうか?
ジャカ:新しい、そして大きな挑戦が必要だと感じていました。クラブと話をした時、そのプロジェクトにとても興奮したんです。クラブに関わるすべての人々や選手が持っているエネルギーやメンタリティを肌で感じ、ここに来ることを決めました。
──あなたは母国スイス代表のキャプテンとしてワールドカップに出場し、リーグタイトルも獲得するなど、世界最高の選手の一人として様々なプレッシャーに対処してきました。今回はまた異なる種類のプレッシャーかもしれませんが、どのように受け止めていますか?
ジャカ:確かに、これまでとは違う種類のプレッシャーです。だからこそ、先ほども言ったように、これは私自身にとって、クラブにとって、そしてチームメイトにとっても、非常に大きな挑戦になります。
ですが、私には良い予感があります。何か大きな変化が起こりうると感じていて、その変化の一部になりたい。このフットボールクラブの一員として、自分たちの歴史を刻んでいきたいんです。本当に楽しみにしています。
──あなたは改めて紹介するまでもない選手です。サンダーランドのファンも、長年あなたのプレーを見てきたことでしょう。ご自身のどういったクオリティが、他のトッププレイヤーとの違いを生むと考えていますか?
ジャカ:私はすでに、7シーズンの間イギリスでプレーした経験があります。なので、ここのメンタリティもリーグも理解しています。
私が提供できるのは、ヨーロッパの様々なサッカーで培った豊富な経験と強いメンタリティです。チームとして、クラブとして掲げる目標を達成するために日々どう取り組むべきか。お互いを助け合い、やれるんだという良いフィーリングと信念をチームに与えること。それが私にできることです。
──クラブはどん底を経験し、再びプレミアリーグへ這い上がってきました。その勢いは止まる気配がありません。その一員となることに、どれほど興奮していますか?
ジャカ:もちろん、クラブと話をし始めると、その裏にある歴史を少し追いかけるようになります。彼らが過去にどこにいて、どんな状況だったかも知っています。
だからこそ、この挑戦はかつてないほど大きなものなんです。私たちは今、このクラブがいるべき場所に戻ってきました。ここに留まり、自分たちの歴史を刻んでいきたい。それができるという直感があります。だからこそ、ここに来るという一歩を踏み出したのです。
──あなたはプレミアリーグを象徴する選手の一人であり、そのクオリティは誰もが知るところです。しかし同時に、その情熱的で燃えるような個性も示してきました。ファンは、あなたのそういう部分を見ることを楽しんでくれると思いますか?
ジャカ:そうだと嬉しいですね。ファンには多くのエネルギーを届けたいです。メンタリティや情熱もです。
一つひとつのボールのために戦い、チームメイトのために戦い、そしてクラブのエンブレムのために戦います。それこそが、私がファンに、そしてチームメイトに与えたいものです。
──ご存知の通り、このチームは若く、活気に満ちています。このグループが持つカルチャーをどう見ていますか?
ジャカ:チームには、若い選手と経験豊富な選手の、良いミックスが必要だと思います。そして私自身、選手としてまだ終わったわけではありません。多くの素晴らしいことを成し遂げたいというハングリー精神は今も健在です。
だからこそ、ここに来ました。自分の経験とクオリティでチームを助ける準備はできています。今、経験豊富な選手と若い選手のバランスが取れた良いチームになったと感じていますし、あとはピッチの上で自分たちのあるべき姿を見つけていくだけです。
──今お話しいただいたことを踏まえると、今回の移籍はあなたにとっても、クラブにとっても、まさに完璧な選択だったように思えます。
ジャカ:ええ、私も全く同じ気持ちです。もしかしたら、私のキャリアで最大の挑戦かもしれません。その挑戦を受け入れ、私は今ここにいます。そして、その覚悟を日々の練習から、そして毎週末のピッチの上で示していきたいです。
──最後に、サンダーランドのサポーターと街の人々へメッセージをお願いします。
ジャカ:最初の笛が鳴ってから試合が終わるまで、ピッチですべてを出し尽くすことを約束します。だからこそ、何が起ころうとも、クラブやファンからのサポートが必要です。私たちはピッチですべてを捧げます。そして、自分たちが掲げる目標を達成できることを願っています。
「プレミアリーグでプレーすることは、子どもの頃からの夢だった」。そう語るシモン・アディングラは、2022年6月にブライトンへと加入し、プレミアリーグのピッチに立つ切符を手に入れた。 そして今夏、9シーズンぶりにプレミアリーグに昇格し、積極補強を続けるサンダーランドへと活躍の舞台を移す。スタジアム・オブ・ライトのピッチに立つ日を心待ちに、ファンへの想いを言葉にした。
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今夏、推定移籍金2,500万ポンド(約50億円)ボーンマスへ完全移籍したセルビア代表GKジョルジェ・ペトロヴィッチ。“チェリーズ”の新守護神はこれまで、チェルシーでプレミアリーグに23試合出場、公式戦約200試合と代表7キャップを経験してきた。 そのペトロヴィッチが、移籍決定後のインタビューでチームを最後尾から支える覚悟を言葉にした。
5年半ぶりに故郷ロンドンへ。カイル・ウォーカー=ピーターズは今夏、完全移籍で加入したウェストハムの選手として新たなキャリアをスタートさせる。キャリア通算でプレミアリーグ148試合に出場を重ねてきた、28歳の経験豊富なサイドバック。インタビューで、移籍の決め手やハマーズの一員となった喜びを言葉にした。
カメルーン代表FWブライアン・エンベウモのマンチェスター・Uへの完全移籍が決定した。移籍金は約7000万ポンド(約139億円)ともいわれ、この夏を代表するビッグディールの一つになりそうだ。エンべウモが“赤い悪魔”復活の鍵を握る一人になるのは、間違いないだろう。
2025年8月10日(日本時間)、ウェンブリー・スタジアムで行われた『FAコミュニティ・シールド』は、昨季FA杯王者のクリスタル・パレスがプレミア王者リヴァプールに2-2(PK3-2)で勝利し、初優勝を飾った。 日本代表の遠藤航はこの試合、1点リードで迎えた71分から途中出場。チームはその後77分に追いつかれ、最終的に新シーズン一つ目のタイトル獲得を逃した。遠藤は試合後、「勝ちたい試合だった」と悔しさをにじませつつも、「結果にこだわってやっていきたい」と間近に迫ったプレミア開幕へ前を向いた。
2025年8月10日(日本時間)に『FAコミュニティ・シールド』(ウェンブリー・スタジアム)がおこなわれ、昨季FAカップ覇者のクリスタルパレスが、PK戦の末プレミア王者リヴァプールに勝利。今季最初の試合でのタイトル獲得に成功した。 日本代表の鎌田大地は先発メンバーに名を連ねるも、前半途中に膝の負傷で交代。アクシデントに見舞われた試合後、ファンが心配する怪我の状態、そしていよいよ次週に迫ったプレミアリーグ開幕へ向けての心境を言葉にした。
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