思わぬ下剋上で波乱の展開に!タイトル曲の“主人公”が決定した『HIP POP Princess』第2話をレビュー
日韓の総勢40名の参加者が繰り広げるHIP POPチャレンジは第2ラウンドへ。強烈な個性がぶつかり合い、思わぬ下剋上で波乱の展開に!

グローバルに活躍するヒップポップグループの誕生を目指す、Mnetの新プロジェクトである日韓合同サバイバルオーディション番組『Unpretty Rapstar : HIP POP Princess』(以下、『HIP POP Princess』)の日韓同時・国内U-NEXT独占配信の3話が配信された。日韓の総勢40名がしのぎを削る創作バトルとチームバトルが行われ、悔しさから涙を見せる参加者も。さらに日韓1位の対決も思わぬ展開を見せた。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
合宿所から参加者たちがバスで向かったのは、人工芝が敷かれたサッカースタジアムのような場所。この日のMCは、参加者からナム・ユジュとヒナが選出され、第2のトラックミッションが発表された。『HIP POP Princess』のメインプロデューサーであるi-dleのソヨン、Dynamic DuoのGaeko、三代目 J SOUL BROTHERSの岩田剛典、世界的ダンサーのRIEHATAの4人が手がける新曲で対決するというのだ。
しかし、勝利したチームのみが曲をもらう権利がある。そのためには、1対1創作バトルでラップと振り付けを考えること、上位チームに入ることが条件だ。勝利した参加者に与えられるベネフィット特典が結果に影響を与えるのだが、それは創作バトルのチームスコア上位2組のみの特権となり、チームスコア下位2組は全員得点獲得不可。対決しながらもいいステージを作らなくてはいけないという、2つの関門を潜り抜けらなければならない。
そして、前回のヒップホップチャレンジの総合順位が参加者の名札に付けられており、さらに自身の順位を意識せずにはいられないシチュエーションに戸惑う参加者たち。続いて、カプセルトイから出てきた名前を呼ばれた者は前に出る。その人物と対決したい参加者は、誰よりも早く走って設置されたフラッグを獲ると、その相手とペアを組みチームとなれるという風変わりな方法がアナウンスされ、この場所に集められた真意がわかった瞬間だ。
こうしてペアを決めていき、再び、『HIP POP Princess』の勝負となるステージのあるスタジオへ。今回のトレーナー評価団には、Mnet 『SHOW ME THE MONEY』シリーズで卓越したラップスキルを披露したMckdaddy、QM、SINCE、そして Mnet 『STREET WOMAN FIGHTER 2』で「LADYBOUNCE」として印象的なパフォーマンスを見せたCapriとVessi、音楽監督のPadiが参加。このトレーナー評価団は、参加者にレッスンやアドバイスをしてきたプロでもあり、参加者のことを誰よりも知っている人たちでもある。日頃から彼女たちのポテンシャルを見極めてきた審査員による2つ目のトラックミッションは、1vs1創作バトルからスタート。それぞれが合宿で話し合いながら制作していったラップとダンスに強いメッセージを込めて、披露する。
1組目は、3位のチェ・ガユンと8位のキム・スジン。まるで怒りを放つようなアグレッシブなパフォーマンスを見せ、トレーナー評価団のCapriは「スジンのダンスブレイクが激しいのでガユンがついていけるか心配していたが、ギラギラして絶対に勝つ思いでガユンのダンスも光っていました」とコメント。バトルの勝者は、キム・スジンだった。
2組目は、日本語ラップが新鮮だった22位のリノとソウル大出身の21位のハン・ヒヨン。Padiは「ステージを楽しんでるのが伝わってきました」と伝え、順位もラップも接戦のなか、勝ったのは、ハン・ヒヨンだった。リノは事前順位6位からヒップホップチャレンジで22位となったこともあり、ここでヒヨンに破れて悔し涙を見せる。
3組目は、7位のセナと19位のミン・ジホ。クールなパフォーマンスで、他の参加者から「一番カッコよかった」という声もあがる。Capriは「ダンスブレイクの部分も適切なタイミングでした。2人ともすごくよかったのでさらにテンションが上がりました」と評価した。勝者は、セナ。
4組目は、日韓の1位同士であり、今回の順位では1位のニコと2位のユン・ソヨンの対決。事前に、ニコはソヨンを「韓国の参加者の中で一番目に入った」と言っており、ソヨンは「やっとライバルが現れた」と唯一その実力を認めているのがニコでもある。前回、Gaekoからは「ニコが一番うまいと思います」と絶賛され、参加者全員が認める実力者でもあるのが、ニコだ。
1位を獲り続ける理由を聞かれたニコは、「実力だと思います」と堂々とコメント。今回参加するまでラップの作詞は未経験だったが、それでも素晴らしい出来にソヨンは「才能の成せる技」と褒め称える。さらに、「他の参加者は歌詞がありきたりです。私たちを見て歌詞の書き方を学んでください」と言うソヨンの言葉にざわざわする場内だったが、続いて「今日のコンセプトはアジア。日本と韓国を広めていくアジア代表の2人という意味を込めました」と宣言した。
「世界を変えていく ASIA Yeah we gotta do」と歌い、さすがの貫禄を見せ、参加者からは「レベチ」だという声もあがるほど、本格的なステージを仕上げてきた2人。
勝敗を決めるバトルの枠を超えたステージで満足だったという声もあれば、Padiは「上手なのは知っているので、だからこそ別の面を見せるべきでした。すてきなだけに惜しかった」とのコメントが。ここで、初めて“同点”という結果に。審査員たちは「本当にうまいから違う形でやらせてみたい」と話し合い、その結果、なんとフリースタイル対決を提案する。
ニコとソヨンはもちろん事前準備をする時間はないのだが、その場でフリースタイル対決を決行し、緊張感が走る。どんなビートが来るのかわからないなか、自己紹介サイファーと同じくニコが最初にマイクを握り、流れを掴み、ソヨンがマイクを握った。参加者たちは「ヤバい」「なにこの対応力!?」「耳が幸せ」「何を食べて、何を聞いて、どんな生き方したらこうなるの…」、審査員たちも「うますぎる」と全員をどよめかせた。思いがけない2ステージでの勝者は、ニコだった。
ニコは「勝つことができて嬉しいです。ソヨンちゃんと一緒にステージができていい経験になりました」と言うと、ソヨンは「幸せだったし、ニコを大好きになりました」と返し、「私もです」と笑顔のニコ。仲良くなった2人の姿は、緊張の糸をほどくほっこりした場面となった。
5組目は、ラップが得意な17位のクォン・ドヒとダンスが得意な28位のミア。曲はラップをメインとすることが決まり、「本当に脱落する」と嘆くミア。練習とは違う動きで挑発し合い、不穏な空気が流れたステージで、Vessiから「チームパフォーマンスと言うより、それぞれのカラーが強いステージでした」とコメントされ、勝者はクォン・ドヒに。
続いては、12位のココと4位のキム・ドイ。ココは、ペア決めのフラッグ争奪戦で4人も希望者が走った人気者。他の参加者からは「2人のステージが楽しみ」と期待されるお似合いの2人だ。息の合ったパフォーマンスを見せ、Padiは「すばらしかった。もう一度見たいです。これはリミックスだ」という称賛の言葉を贈られた。勝者はキム・ドイ。
15位のヒナと26位のイ・チェヒョンのバトルはイ・チェヒョンが勝者に、外国出身の2人の想いを歌詞に込めたカナダ生まれの5位イ・ジュウンと南アフリカ生まれの11位イ・ソヒョンのバトルは、イ・ジュウンが勝者となった。
そして、楽曲制作時、自分の意見をほぼ言わず、4回のサバイバル番組経験者の9位ナム・ユジュと、彼女に押され気味の20位のココロ。
ユジュが優勢かと思いきや、ステージで予想外のことが起き、勝者はココロだった。本番でベストパフォーマンスを見せることができなければ、相応の評価にしかならない。勝負の世界はシビアだ。
最後に、創作バトルの勝者チームを発表。1組目は、ココとキム・ドイ。2組目は、イ・ジュウンとイ・ソヒョン。
ワーストチーム1組目は、18位のイ・チェヨンと36位のチェ・ユミン。この発表での振り返り映像が短く流れたのみで、バトルの勝者はユミンだったものの、審査員から「ラップじゃない」という言葉が飛び出るステージだった。2組目は、28位のミヤビと24位のハナビ。短い振り返り映像が流れるも、審査員から「2人とも残念」とコメントされた結果となった。
果たして次回は、どんなドラマが生まれるのか。今後の展開にも注目だ。
『Unpretty Rapstar : HIP POP Princess』

毎週木曜22:02~U-NEXTにて独占配信中
※第4話まで無料配信
第3話の視聴はこちらから
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