ファン投票によって波乱も。ファイナル進出の16人は果たして?|『HIP POP Princess』第9話レビュー
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ファン投票によって波乱も。ファイナル進出の16人は果たして?|『HIP POP Princess』第9話レビュー

2025.12.16 15:40

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グローバルに活躍するヒップポップガールズグループの誕生を目指す、Mnetの新プロジェクトである日韓合同サバイバルオーディション番組『Unpretty Rapstar : HIP POP Princess』(以下、『HIP POP Princess』)の日韓同時・国内U-NEXT独占配信の9話が配信された。ファイナルへ向けた最後の関門で遂にファイナリストが決定! 

※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。

メインプロデューサーであるi-dleのソヨン、Dynamic DuoのGaeko、三代目 J SOUL BROTHERSの岩田剛典、世界的ダンサーのRIEHATAの4人のもとでチームバトルが行われ、当初は日韓の総勢40名の参加者がバトルを繰り広げてきた。さまざまなミッションにより人数が絞られていき、前回スペシャルプロデューサーを務めたm-floのVERBALによる新曲ミッションにより、現在の参加者は総勢20名となった。

今回の第9話では、いよいよラストスパートとなる、ファイナルに向けた最後の関門「ファイナリスト選抜戦」を実施。参加者各自のアイデンティティーを表現できる60秒のソロパフォーマンスを披露するという新たなミッションだ。

まずはここまで勝ち抜いてきた20名のうち、日本人参加者9名は日本へ帰国。彼女たちはRIEHATAが所有する東京のPURPLE STUDIOへ招待される。ファイナルミッションを前に、それぞれの意気込みや悩みを聞きながら、RIEHATAは「ついにソロだからね。プレッシャーじゃなくて“よっしゃ、私の時間だ!”みたいにしてほしいね」と励ましの言葉を贈る。

一方、韓国ではGaekoが韓国人参加者11名をタッカルビの店に招待し、「今日は好きなだけ食べて」と労う。もぐもぐと肉を食する参加者たちをまるで娘のように見つめていると、キム・ドイから「아빠(アッパ ※パパという意味)」と呼ばれてまんざらでもない表情のGaeko。空腹を満たした参加者たちの悩みを聞きながら、的確なアドバイスをするのだった。

そして、審査員のいるスタジオでのファイナル選抜戦へ。いよいよこのステージでデビューメンバーが決定し、日本と韓国両方の音楽レーベルに所属し、2026年上半期に日韓同時デビューを果たすこととなる。20名の上位4位はファイナルメンバーとして確定し、他の16名はグローバルファン投票が加算されてランキングが変動。下位4名はこの日、脱落が決まる。

60秒のステージを4人のプロデューサーが採点するわけだが、RIEHATAは「舞台を掌握する力」、Gaekoは「ラップメイキング」、岩田は「スター性」、i-dleのソヨンは「プロデュース能力」を担当。参加者たちはそれぞれの持ち味やバックボーンを活かしたリリックでのラップ、ダンスを短い時間に凝縮して披露していく。次々と名前を呼ばれて自身の世界観を見せていく参加者たちだが、その様子を待機しながら見守る他の参加者たちは60秒が「一瞬で終わる」と口々にこぼすのだった。

各自のステージの様子といえば、ミリカはRIEHATAと東京で個人面談をした際、「シンギングラップを入れてみたい」と話し、「最初の2秒が大事」などの助言を受けて、いざ本番。アカペラから始まるインパクトのあるパフォーマンスを見せ、i-dleのソヨンから「これがまさにプロデュースです」と絶賛された。

キム・ドイは、椅子を使いながらのクールなパフォーマンスで、RIEHATAからは「最高に盛り上がったステージでした」と褒められ、Gaekoは「スター性がある。すごく賢い子だと感じます」と話し、岩田は「完璧なステージで、本番に持ってこられるキム・ドイちゃんの集中力とスター性に才能を感じました」と称賛。ドイは、音楽が始まる前後のあどけないチャーミングな表情から一変、曲に入ると見せるアーティスティックな姿に審査員たちも魅了された。

ココは、グループではサポート役に徹してきたが、ソロのステージとなって個性を開花。参加者たちから好評の首をトントンとする自身の振り付けについて、「首を切る覚悟って意味 知ってた?」と、そのポーズのアンサーをリリックに込める。RIEHATAからは「ココスタイルができましたね」と高評価だったが、Gaekoからは「最後のライムとフローが突然終わってしまったように感じた」と指摘された。

ナム・ユジュは、『HIP POP Princess』が4回目のオーディションとあって、「6年間練習生をした気持ちを込めた」というリリックや、情感が溢れ出るステージに惹き込まれる。岩田は思わず「映画みたい」と口にし、哀愁と決意が漂うパフォーマンスに、Gaekoは「長い間頑張ったねと伝えたいです。心に訴えかけるラップでした」と絶賛。i-dleのソヨンは「20人の中でこのラップはユジュさんしか歌えません」と、プロデュース能力を誉めた。

ニコは、不動のトップランナーとして審査員と参加者から一目置かれる存在だが、「期待を超えなきゃいけない負担が大きくなっていく」というプレッシャーの中でさらに奮闘。「From 2019 for a long time」と孤独を振り返るも、「立ち上がる体は Front of you」と、勇姿を見せるのだった。参加者の中で頭一つ抜けたニコのパフォーマンスに言葉が出ないプロデューサー陣。

Gaekoは「このビートに乗せてうまいラップを書いていて、ストーリーもヒップホップらしかった。すごくニコさんの個性を感じられた」と話し、岩田は「クオリティーが高すぎます」と前置きしてから、「審査させてもらう立場で向き合っているけれど、本当にかっこいいと思う。何も言うことがないな、正直」と称賛した。

こうして20名のステージを終え、プロデューサーによるランキング発表があったものの、グローバルファン投票が加算されて順位は大波乱。最終的な総合順位の結果として、1位にナム・ユジュ、2位にキム・ドイ、3位にニコ、4位にユン・ソヨン、5位にココ、6位にキム・スジン、7位にリノ、8位にミリカ……と続く。

韓国の実力派ユン・ソヨンは、自作ビートで挑戦したもののi-dleのソヨンから「少し残念なステージでした」と酷評され、プロデューサー評価ランキングでは11位だったが、グローバルファン投票の加算によって最終ランキングでは4位へ滑り込んだ。同じくプロデューサー評価ランキングでは16位と脱落ギリギリの順位だったリノは、最終的に7位にランクイン。ファンに助けられた。

ここで脱落者となったのは、17位リュ・ハジン、18位ミア、19位シホ、20位ナナの4人。残る参加者は16名となった。

ファイナリスト選抜戦を終え、いよいよ次回はファイナルステージ。デビューに向けた参加者たちの最後の旅はどのように着地するのか? デビューを掴む瞬間をその目で見届けてほしい。


『Unpretty Rapstar : HIP POP Princess』

『Unpretty Rapstar : HIP POP Princess』
©Mnet

毎週木曜22:02~U-NEXTにて独占配信

第9話の視聴はこちらから


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