プレーオフ最終戦、松山英樹は最終日「69」で29位 苦しいシーズン、それでも復調の兆し「いいゴルフはでき始めている」|ツアー選手権
PGAツアープレーオフシリーズ最終戦『ツアー選手権』(8月21〜24日/イーストレイクGC)が閉幕し、松山英樹は最終日を5バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの「69」でホールアウト。通算スコア+3の29位で、米ツアーの今季を終えた。
元プロテニスプレーヤーの添田豪さんは、テニス界屈指のゴルフの名手として知られています。そんな添田さんに、ご自身のゴルフへの向き合い方と、現役テニス選手のゴルフ事情について教えてもらいました!
ーーゴルフがとてもお上手だと伺いました。
添田豪(以下、添田):いや、そんなことないですけど、現役をやめてからゴルフをプレーする頻度が増えて、少しずつ上手くなってきたなとは思います。
ーーベストスコアはいくつくらいですか?
添田:76です。平均スコアが86くらいですかね。基本ボギーを取って、よければパー。バーディは1ラウンドに1回出るか出ないかとい感じです。
ーー飛距離はどれくらいでしょう?
添田:260、270ヤードくらいはたぶん出ます。
ーーどんな方と回ることが多いですか?
添田:仲のいいテニス関係者が多いですね。現役の選手は忙しいのでなかなか誘えないですが、テニスを辞めたOBの方とか。あとは普通に友だちとも回りますね。
ーーゴルフをはじめたのは15年ほど前とのことですが、きっかけは?
添田:最初は全然興味がなかったんですが、仲のいい友人がやっていて、ちょっとやってみるかと。それで、やってみたら楽しくて。当時は現役だったのであんまり練習はできなかったですけど、遠征から帰ってきてちょっと回ってみたいして。ゆったりしたスポーツもいいなっていうふうに思い始めたんです。自然の中でやるスポーツっていうのも初めてでしたから。テニスとは違って、そこがすごく良かったですね。
ーーテニスとゴルフに共通点はありますか?
添田:「面」の使い方はすごく似ていると思います。打つときに、手のひらで打つ感覚は似ていると思うんです。足の使い方とか運び方は全然違いますが、「体をひねるスポーツ」である点は一緒で、その感覚も近いと思います。ただ、テニスの場合は前足に重心を思い切り乗せることが多くて、僕の場合体を前に突っ込んで打つことが多いんですが、ゴルフの場合体が突っ込みすぎるとミスになる。そこは違うなと思いますね。
ーーよくスポーツ選手の方は「動いているボールより、止まっているボールのほうが難しい」なんて言いますよね。
添田:ゴルフって自分と向き合う時間が長いですよね。僕は考えすぎると上手くいかないタイプなんで、おっしゃる通り止まっているボールは難しいなと思います。テニスの場合、相手がいるのでこちらがいい球を打たなくても相手がミスをしてくれる場合もありますから、ある程度大雑把にやってもOKなときがあるんです。でも、ゴルフって自分がミスをしたら絶対に自分で取り返さなくちゃいけないですよね。そこの考え方は違うなって思います。ゴルフのほうが忍耐強さが求められるというか。
ーーなるほど……!現役選手だと、どなたがお上手ですか?
添田:現役選手上手い人多いですよ!全然プレーしていないのに80台で回ってくる人も多いですし、ドライバーも飛ぶ。やっぱり、当てる能力が高いんだと思います。とくに上手いのは西岡(良仁)とか内山(靖崇)とか。島袋(将)は当たったら飛ぶっていう感じですね。(錦織)圭はあんまりやっていないんですが、一緒に回ったときはすごいセンスあるなと思いました。全然やってないのになんでこんなに上手いんだろうって(笑)。スウィングもすごくキレイですしね。
ーー一緒に回ってみたいプロゴルファーはいますか?
添田:誰ですかね……(スコッティ・)シェフラーと回ってみたいですね。やっぱり(世界ランク)1位ですし、見てて楽しいですから。
ーー今後ゴルフとはどう向き合っていかれますか?
添田:プライベートの時間のなかで、家族との時間も大事なんですが、自分の1番の趣味としてもっともっと向き合っていきたいですし、真剣にやって年々平均スコアを上げていきたいなって。それが、自分のモチベーションになっています。
PGAツアープレーオフシリーズ最終戦『ツアー選手権』(8月21〜24日/イーストレイクGC)が閉幕し、松山英樹は最終日を5バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの「69」でホールアウト。通算スコア+3の29位で、米ツアーの今季を終えた。
PGAツアープレーオフシリーズ最終戦『ツアー選手権』(8月21〜24日/イーストレイクGC)が開幕し、松山英樹は4バーディ、3ボギーの1アンダー(21位タイ)で初日を終えた。 この日は本人が「最近ではなかった」と語る粘り強いプレーが光った。難しい局面でもパーを拾い続け、大崩れしない安定感を披露。「(明日)4アンダー、7アンダーと出していかないと」と、2日目の上位浮上へ力を込めた。
PGAツアープレーオフシリーズ最終戦『ツアー選手権』(8月21〜24日/イーストレイクGC)に挑む松山英樹は、先週の体調不良から回復し「昨日今日もしっかり練習できた」と語る。プレーオフ初戦のフェデックスセントジュード選手権17位タイ、第2戦BMW選手権は26位タイと踏みとどまり、最終戦への切符を手にした。頂点を見据え、通算11度目のイーストレイクに臨む。
PGAツアープレーオフシリーズ初戦となる『フェデックスセントジュード選手権』。前年優勝者で大会連覇を目指した松山英樹は、最終日を6バーディ、1ボギーの「65」で回り、通算7アンダーの17位でフィニッシュした。試合後の表情と言葉からは、もどかしさも垣間見えた松山。数日後には、プレーオフ第2戦となる「BMWチャンピオンシップ」(14日~17日)に臨む。
PGAツアープレーオフシリーズ初戦となる『フェデックスセントジュード選手権』(8月7日〜10日)。前年優勝者で大会連覇を目指す松山英樹は初日を「69」で回り、1アンダーで27位の位置につけた。「苦しんだ一日」となった初日を乗り切り、上位浮上を目指して2日目以降のラウンドに臨む。