プレーオフ最終戦、松山英樹は最終日「69」で29位 苦しいシーズン、それでも復調の兆し「いいゴルフはでき始めている」|ツアー選手権
PGAツアープレーオフシリーズ最終戦『ツアー選手権』(8月21〜24日/イーストレイクGC)が閉幕し、松山英樹は最終日を5バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの「69」でホールアウト。通算スコア+3の29位で、米ツアーの今季を終えた。
元プロ野球選手で、現在は解説者、MLBのシアトル・マリナーズ特任コーチ・アドバイザーとしても活躍する岩隈久志さんはベストスコア73、飛距離285ヤードを誇るゴルファー。一体どんなクラブを使っているのか、こだわりを聞きました。
クラブはすべてピン(PING)さんで揃えています。ドライバーはG430 MAX 10K。クラブフィッティングをしてもらったんですが、G430MAXやG430LSTなどと打ち比べたときに、一番安定する、曲がり幅が少なくなるということで決めました。ロフトは9度です。
僕のヘッドスピードはだいたい47〜48m/sくらいですが、シャフトは(純正シャフトのうちのひとつ)PING TOUR 2.0 CHROMEの75で、硬さはXです。この“TOUR”は黒いやつ(PING TOUR 2.0 BLACK)もあるのですが、そちらはもっと硬いんです。こっちの色(CHROME)のほうが少ししなってくれるというか、ヘッドが走る感覚があるんです。
球筋はフェード系で、曲がり幅が少なくなったかなと思います。それ日によりますけどね(笑)。
3番ウッドはG430MAX。240〜250ヤードくらい飛ぶので、(コースが)飛距離的に短かったりとか、ドライバー要らないよねってときに使うことが多いですね。
(その下には)「I クロスオーバー」を入れています。このクラブは僕のなかでの「お助けマン」で、ロングのセカンドなんかはこれで打っていくことが多いです。ヘッドも厚めなので、3番アイアン(型ハイブリッド)だから難しいって感か買うはないんです。
アイアンは4番から6番まで「ブループリントS」っていうキャビティを使っています。薄くて難しいイメージがあったんですが、フィッティングの際に「ちょっと打ってみてください」って言われて、打ってみたらすごく打ちやすかったんです。(クラブの)幅は狭いですが、そのぶん集中して打てますし、打感もすごくいいんです。
7番からは「ブループリント」です。マッスルバックっていうんですかね、すごく薄いんですけど、構えやすくて、意外と打ってみるとそこまで芯に当てるのが難しいっていう感じではないんです。
僕はもともと中空の「i230」を使っていたので、それと比べるとやっぱり距離はすこし落ちるんですが、打感と抜けがすごくいいですね。
ウェッジは「S159」を50度、54度、58度と入れています。50度は110〜120ヤード、58度で100いかないくらいを打ちます。バンカーも58度ですね。バンカーは昔得意だったんですけど、最近は好きじゃないですね。なるべく入れたくないです。
パターは「アンサーD」で、ちょっと厚めのピンタイプです。基本はピンタイプが好きなんですが、一度これを使う前にオデッセイの「2ボール」を使ったら打ちやすかったですね、近い距離がとくに。でも、「クラブより自分の技術だ」と思って(アンサーに)。
ボールはタイトリストの「プロV1x」です。いろんなのを使ってみましたがあまり差がわからなくて、プロの選手がこれだけ優勝してるボールはタイトリスト(プロV1シリーズ)だけじゃないですか。だから上手くなれるのかなって(笑)。
クラブは、基本はあんまり変えたくないなとは思っています。クラブは毎年新しくなりますが、一番は使い慣れていくことだろうなと思っています。
でもやっぱり、アイアン型のユーティリティより普通の(ウッド型の)ユーティリティも使っていきたいかなとか、ウェッジを2本にして上の番手を増やそうかなとか、そのへんはちょこちょこ考えますね(笑)。
<岩隈久志さんのクラブセッティング>
1W:PING G430MAX 10K
3W:PING G430 MAX
UT:PING Iクロスオーバー
4〜6I:PING ブループリントS
7〜W:PING ブループリントT
50、54、58度:PING S159
パター:PING アンサーD
PGAツアープレーオフシリーズ最終戦『ツアー選手権』(8月21〜24日/イーストレイクGC)が閉幕し、松山英樹は最終日を5バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの「69」でホールアウト。通算スコア+3の29位で、米ツアーの今季を終えた。
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