「プレーヤーとしては離れるが、ファンとしてではない」 アーノルド、去就決断の胸中を語る
リヴァプールのトレント・アレクサンダー=アーノルドが、今季限りでのチーム退団を決断するまでの葛藤と、サポーターへの感謝の思いを明かした。
今シーズン、欧州の舞台で躍進を見せたアストン・ヴィラだが、GKエミリアーノ・マルティネスはチームと自身のパフォーマンスに対して複雑な心境を抱いている。チャンピオンズリーグベスト8やFAカップ準決勝と好成績を残しながらも、タイトル獲得には至らなかった今季を「個人的にはフラストレーションがたまるシーズンだった」と厳しく自己評価した。
「正直に言うと、個人的に少し不満が残る。今シーズン、自分自身で設定した個人目標を達成できなかった」とマルティネスは率直に語った。アルゼンチン代表守護神として華々しい活躍を見せる彼だが、所属クラブでの今シーズンについては歯切れの悪さが目立つ。一方でチーム全体の評価については「集団としては悪くなかった。チャンピオンズリーグでベスト8に進出し、素晴らしい道のりだった」と一定の評価を与えた。
ただ、そこには到達点の高さを求める彼の厳しい視点も感じられる。「特にアウェイでのPSG戦はまだ納得できていない。ホームでは素晴らしいプレーをして目標も達成したが、強豪PSG相手に良いプレーができたのは前半だけ。彼らの勝利は当然だった」と振り返る。FAカップについても「ウェンブリーの準決勝では思うようなプレーができなかった。少し失望している」と厳しい言葉を続けた。
マルティネスはウナイ・エメリ監督の就任以降、クラブが急速な成長を遂げていることを高く評価している。「エメリが来てから、クラブは異なるステージに入った。私が到着した頃、ヴィラは降格危機に瀕していたが、今では状況は大きく変わっている」と語る彼の表情からは、クラブへの深い愛着が伝わってくる。
「新スタジアムの建設や、トレーニング施設の拡充、クラブで働く人員の増加など、ヴィラは常に大きなクラブだったが、今ではそれが施設や所有者の毎シーズンの姿勢にも表れている」とクラブの進化を実感している様子だ。一方で「昨シーズンチャンピオンズリーグに出場権を獲得したのに、PSR(プロフィットアンドサステナビリティルール)の関係で選手を売却しなければならなかったのは少し残念だ」と、成長過程での課題にも言及した。
そんなマルティネスは、自身のリーダーシップについても語った。「私にとってリーダーシップとは、キャプテンマークを付ける人や、毎トレーニングセッション、毎試合に出場する人、特にアウェイの試合でも常に存在感を示す人のことだ」と自らの役割を定義する。
「プレミアリーグで30~35試合に出場する選手はごくわずかだが、私は1シーズンで50~60試合に出場している。代表から戻ってきてどれだけ疲れていても、常にそこにいて、痛みを抱えてもプレーする」と、その献身ぶりを強調した。
チームはプレミアリーグ最終盤で7試合中6勝と好調を取り戻している。「今は他に選択肢がない。また欧州の舞台に立たなければならない。基準を上げ続けないといけない」と、シーズン終盤の躍進について語るマルティネスの声には切迫感が漂う。
「残り3試合は最高のサッカーとエネルギーを見せられるはずだ。チャンピオンズリーグ出場権を獲得するには残り3試合すべてに勝ち、上位チームが勝点を落とすのを願うしかない」と、諦めない強い意志を示した。そのハングリー精神こそが、アストン・ヴィラを再び栄光へと導く原動力となりそうだ。
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