「諦めずにやってきた」岡山絵里、久々の全英で好スタート 大会前には腰痛長引くも今は「元気」|AIG女子オープン(全英女子)
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「諦めずにやってきた」岡山絵里、久々の全英で好スタート 大会前には腰痛長引くも今は「元気」|AIG女子オープン(全英女子)

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今季メジャー最終戦となる『2025 AIG女子オープン(全英女子)』が、2025年7月31日(木)にウェールズのロイヤル・ポースコールGCで開幕を迎えた。日本勢が17人出場することでも注目を集める同大会。初日を終え、岡山絵里は67で竹田麗央と並んで首位発進。自身7年ぶりとなる全英の舞台で順調なスタートを切った。


──スタートはボギーもその後バーディを量産しましたが、振り返っていかがですか?

岡山:今日はティーショットがよかったので、大きなトラブルなく終えられたと思います。

──バーディパットは短い距離が多かったのでしょうか?

岡山:そうですね。5メートルくらいの少し長めのパットが1、2回決まってくれましたが、それ以外はほとんど1ピン以内につけられていました。

──ご自身として、手応えを持って今大会に臨んでいたのでしょうか?

岡山:手応えを持ってというわけではなくて、腰を痛めていたので、そこが不安ではありました。大会前の週もあまり練習ができていなかったのですが、久しぶりにゴルフができて楽しかったです。

──腰はいつ痛めてしまったのですか?

岡山:もともと腰痛持ちではあるのですが、1ヶ月ほど前に痛めてしまって。それが少し長引いていたので、試合を休んだりもしていました。今はもう大丈夫です。

──では先週も、練習はセーブしながら?

岡山:はい、ほとんど練習はせずに、体のケアをしながらゆっくりと過ごしていました。

──では、こちらに来てから久しぶりにクラブを握った感覚だったのですね。

岡山:日曜日に現地入りして練習して、月曜日には「普通に当たってるな」という、そんな感じです。

──初日を終えてトップタイという位置にいますが、この状況をどう受け止めていますか?

岡山:全然想像していませんでした。昨日の方が風は強かったので、今日は優しめの風だなという心構えではいました。

──序盤からリーダーボードの上位にいましたが、後半はプレッシャーも感じましたか?

岡山:まだ初日なので、あまり考えませんでした。それよりも、「日本人選手が(上位に)多いな」と思いながらプレーしていました。

──確かに多くの日本人選手が上位にいます。日本のコースと似ている部分があるのでしょうか?

岡山:ない…と思います、どうでしょうね。今のところグリーンがそこまで速くないですし、ショートアイアンであれば風次第でボールも止まってくれる。チャンスにつけられれば、良いのかなとは思います。

──先ほど「楽しい」という言葉がありましたが、プレーがうまくいったから楽しく感じたのか、それともスタート前から楽しかったのでしょうか?

岡山:ティーオフの時からですね。緊張することもなく、いつも通りキャディーさんとリラックスして、景色を眺めながら回っていました。

──会場の雰囲気やギャラリーの様子はいかがでしたか?

岡山:練習場からすごいじゃないですか。日本の大会とは全く違うので、「すごいな」と思いながら見ていました。

──久しぶりの全英女子オープン出場となりますが、感慨深さはありますか?

岡山:すごく昔のことですが、その時はとても緊張しながらプレーしていました。でも、今日はそこまで緊張していなかったです。楽しんでプレーしていました。

風のことはすごく考えました。日本でプレーする時よりも持っていかれるので、大怪我しないように心がけていました。

──18ホールをプレーしてみて、腰の状態は大丈夫でしたか?

岡山:はい、大丈夫です。元気です。

──日本では腰痛で長期離脱も経験されました。海外遠征となると、日本と同じようなケアが難しかったり、長旅の負担もあったりすると思いますが、どのような工夫を?

岡山:今回はトレーナーさんに帯同してもらっているので、至れり尽くせりでお世話になっています。ジムも利用できるので、リハビリをしたり、今後の腰痛予防のためのトレーニングメニューを教えてもらったりしています。

──気候の違いなどもありますが、日本と同じように過ごせていますか?

岡山:はい。日本よりいいんじゃないかという感じでやっています。

──苦しい時期を乗り越え、この全英の舞台でトップに立つというのは、感慨もひとしおではないですか?

岡山:一番ダメだった時期には、全く想像できませんでした。一度休んだのは良かったと思いますし、またゴルフを始めて、諦めずに続けてきて本当に良かったなと。息の長い選手でありたいです。

──今日の会心のホールを挙げるとすれば何番ですか?

岡山:16番です。ラフからの2打目がグリーンをオーバーして、さらに奥のラフまで行ってしまったのですが、そこからのアプローチがすごく難しくて。でも、それを寄せてパーをセーブできました。それが会心のホールかなと。

──明日以降も、今日のようなプレーを続けたいですね。

岡山:今日は一度もバンカーに入らなかったので、同じようにいくとは思っていません。ショットの調子は良いので、ショートゲームとパターの練習だけして、いろいろ自分に慣れさせていきたいです。

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