2024年6月に韓国で放送されたドラマ『プレーヤー2〜彼らの戦争〜』がついに日本に上陸。U-NEXTにて独占配信がスタートした。
本作は、凄腕詐欺師のハリ(ソン・スンホン)や天才ハッカーのビョンミン(イ・シオン)、ファイターのジヌン(テ・ウォンソク)らそれぞれ得意分野を持つ最強集団が、法をかいくぐって儲けている悪党から金を奪いつつ、検察と協力して悪事を暴くという爽快なストーリー。『プレーヤー2〜彼らの戦争〜』は、2018年に放送された『プレーヤー ~華麗なる天才詐欺師~』の続編だ。
このストーリーに欠かせないのが、全員を窮地から素早く救出する凄腕ドライバーの女性2人の存在だ。本記事では、そんな圧倒的な存在感を放つ、彼女たちの魅力についてご紹介する。
『プレーヤー ~華麗なる天才詐欺師~』で、リーダー的存在のハリと同じくらい、チームに必要不可欠な存在となったのはチョン・スジョン演じるアリョンだ。彼女はハリに運転技術を買われ、チームの仲間入りを果たした。スリや開錠テクニックもピカイチな彼女は、クールであまり感情を表に出さないが、みんなから慕われている。
そんな彼女は、児童養護施設で育った過去があったり、悪徳な組織から追われたりと、壮絶な人生を歩んできたからかどこか達観しているところも。今まで自力で生きてきたため、完全にチームに肩入れできていない一面もあったが、ハリ、ビョンミン、ジヌンから“妹”と言われたことで、彼らを信頼するようになる。
また、自分と同じ境遇の子を見ると放っておけない性格で、それゆえに一度事件に巻き込まれてしまうが、“兄”3人に救い出される。さらに、唯一検察から目をつけられていなかったアリョンは、彼女を守ろうとした3人によって車に閉じ込められ、作戦に参加できないようにされてしまう。これらは仲間としての絆を強く感じることのできる重要なシーンだ。
突き放されたアリョンは、それでも自分の意志でチームと運命を共にすることに決め、物語は3人の兄を迎えにいくシーンで終わる。悪を成敗する気持ちよさだけではなく、仲間同士の熱い絆も本シリーズの見どころなのだ。
そして惜しくもアリョンを失った『プレーヤー2〜彼らの戦争〜』では、彼女に代わり妹のジェイがチームに加わることになる。アリョンとジェイは別々の孤児院で離れて暮らしていたため、最近再会したばかり(※)。思い出は少ないが、2人の絆は本物であると本編を通して感じるに違いない。
ジェイを演じるチャン・ギュリは、ガールズグループ・fromis_9出身。同じくガールズグループ・f(x)出身のチョン・スジョン(クリスタル)と同じくクールビューティーなイメージで、姉妹役としてもぴったりと言える。仲睦まじく写真に収まっている姿は本当の姉妹にも見え、華やかにチームをまとめてくれる印象だ。
アリョンと同じく、豪快だが確かなドライビングテクニックを持っているジェイ。殴り合いの喧嘩もお手の物で、男性陣に負けない強さがある。また、チームの兄貴分たちをからかったり、食べ物に目がなかったり……クールなアリョンと同じように冷静に物事を判断できる一方で、アリョンと比べるとまだ幼さが残っているのが魅力だ。
冒頭では突然、姉を失うという、あまりに悲痛な現実を突きつけられる。また物語が進むにつれて、ジェイもまた苦しい過去を抱えていることが明らかになっていく。明るいように見せかけて心の中にはモヤモヤを抱えたままだ。
ビョンミンが恐れていたかつてのボスを捕らえてやり返したように、そしてジヌンが嫌がる女性たちに手を出してきた教祖を殴ったように、ジェイも恨みを晴らしたいという気持ちがあった。しかし、4人に助けられ、妻を追い詰めた相手を殴り倒した男が「復讐を終えるより、苦痛を手放したい」と話すのを聞き、表情を変える。
『プレーヤー2〜彼らの戦争〜』には、より複雑な裏の裏を読む作戦と、“復讐”というキーワードが各話に散りばめられている。ジェイはその復讐心のような感情をどのように浄化させていくのか。それが天真爛漫な彼女にとっての最大の試練として描かれている。
また、オ・ヨンソ演じる謎の女性チョン・スミンも、チームに欠かせない存在に。今作からの登場となる彼女は、海外にいるハリへ接触を試みる。そしてスミンによってタイにおびき寄せられた4人は、NFT詐欺で大儲けしている男をターゲットに作戦を開始。そこから4人の人生を大きく動かす作戦が新たに始まっていく。
規模が大きくなって帰ってきた『プレーヤー2〜彼らの戦争〜』。海外での撮影や、パワーアップしたアクション、爽快な伏線回収などさらなる魅力が詰まっている。暑い夏はもう終わりだが、まだまだスカッとしたい人にはおすすめしたい作品だ。
※参照:tvN公式ページ
血気盛んな男子高校生たちの勢力争いを描いた青春アクションコメディドラマ。見るからに虚弱体質なビョンテが喧嘩番長のフリをし続けるのには無理があり、「流石にもうバレる!」とハラハラするところでミラクルな出来事が発生する、そのめくるめく展開が爆笑モノの作品となっている。
序盤の数話だけでも目まぐるしい展開を見せ、先が全く読めないのも本作の魅力。1話80分というボリュームにもかかわらず、1話があっという間と感じるほど!
2024年に配信された韓国ドラマ作品の中でも、年間120本ドラマ視聴するライターが本気でおすすめする、かつ話題を呼んでいた10作品をご紹介!
ジフンの主演作から観ていただきたい“ドラマ作品”をセレクト!先月公開した<映画編>とあわせて、ぜひ参考にしてみてほしい。