『やぶさかではございません』第4話、駒木根葵汰‘上下’のアプローチに松村沙友理‘麻衣’の膝がもたない!
ある時、麻衣は恋愛のトラウマを作った張本人である元カレと遭遇してしまう。彼の心ない言葉に傷つく麻衣に、上下はそっとキスをする。 突然のキスに麻衣は上下を意識せざるを得なくなり……。
ドラマの記者会見で「大好きなテレビ東京さんでの初主演で大切な作品になりました」と笑顔を見せ、同局のドラマ初主演となる松村沙友理さんと、『天狗の台所』シリーズ(BS-TBS 2023年・2024年放送)などでも注目の駒木根葵汰さんが、カフェの同僚役で共演するテレ東系ドラマNEXT『やぶさかではございません』(毎週水曜深夜24時30分~放送中)。U-NEXTでは各話1週間独占先行配信されています。
本作は、Maritaさんによる人気同名コミック(「LINEマンガ」限定レーベル「ジーンLINE」)を実写ドラマ化。サイレントカフェ「アサガオ」で働く、恋愛不器用アラサー女子の主人公・不思議麻衣(ふしぎまい)と、カフェの同僚で男女関係なく人との距離感がバグッている年下男子・上下亮(かみしもりょう)が繰り広げるラブコメディ。不思議麻衣を松村沙友理さん、上下亮を駒木根葵汰さんが演じます。
今回、初共演となった松村さんと駒木根さんに、ドラマの見どころや意気込みを語ってもらいました。
――まず『やぶさかではございません』のオファーを受けた際のお気持ちからお聞かせください。
松村:オファーをいただいたときは少しびっくりしました。それは今32歳と大人になってきたので、ラブコメにはあまり関係ない年齢なのかな、と思っていたからです。でも、この年代だからこその恋愛もありますし、私が演じる不思議麻衣ちゃんは等身大の性格でいいなと感じて。さらに年下男子との恋愛を描くという面では、これまでの作品でもそんなに経験がないので、今の自分で挑戦するのにぴったりな作品だと思いました。
駒木根:僕はいわゆる二枚目の役どころをたくさん演じてきたわけでもなく、ラブコメ作品自体もやったことがなかったので、上下亮役を演じることに最初は少し不安もありました。でも、だからこそやりがいのある役だと感じて、取り組むことができましたね。
――今回、初共演だそうですが、お互いの第一印象は覚えていますか?
松村:初めましての時は、美形で声まで素敵な人なんだなと思いました。
駒木根:いや、嬉しいですね(照笑)。
松村:本当に上下亮くんみたいな人だな、という第一印象でした。だから、少し恥ずかしくて一切顔を見ることなく、台本で顔を隠しながら、本読みを進めました(笑)。
駒木根:そうだったんですね!まさに第一印象は、顔がまったく見えない人だなと思っていました(笑)。本読みの合間に、僕はちょこちょこ松村さんの顔を見ようとしたんですが本当に全然見えなくて、すごくシャイな方なんだなと思いました。
――それぞれのキャラクターについて、松村さんは、何でも器用にこなすしごでき女子だが恋愛に対しては臆病なこじらせ女性である麻衣役にどうアプローチしていきましたか?
松村:私もそんなに人と近い距離感が得意なタイプではなかったので、撮影のときは距離が近いとドキドキしました。そういった点では、自然と麻衣になれたと思います。でも、麻衣はみんなから愛されて、資格もたくさん取得しているような仕事のできる女性なんですが、私はそういうタイプではないので、いつもよりは姿勢を良くするなど佇まいから気をつけて演じていました。
――駒木根さんは、男女関係なく人との距離がとても近い亮役をどう作っていきましたか?
駒木根:ラブコメ初挑戦ですし、“胸キュン”と呼ばれる行動や言葉に馴染みがなくて、当初は自分の中でうまく落とし込むのが難しいなと。でも、いざ振り切ってみて、普段の自分の引き出しにないものでも想像しながら演じてみると、麻衣のリアクションに助けられてできるようになっていきました。なので、現場で松村さんに引っ張ってもらったような感覚が強いですね。
松村:私もすごく引っ張ってもらった感覚がありましたよ。距離感にしても、無理に演技している感じもなく、「本当にこの人は亮くんみたいな人なんじゃないかな?」と思うぐらいの感覚がずっとあったので、私も無理なく一緒にお芝居できました。
――麻衣と亮がお互いを意識し合うようになっていくなか、たくさんの“胸キュン”シーンがありますが、一番のおすすめシーンといえば?
駒木根:思いがけず、相手が予期せぬところにいるシーンは、すごくいいなと思いましたね。たとえば、探し物をして集中しているときに、ハッと気づくと真横にいるとか。あからさまに胸キュンさせようという感じがなく、さりげなくドキドキさせるシーンがいいのかなと。個人的には近距離のシーンや触れるシーンだと躊躇してしまうのですが、ドラマをご覧になる方の中にも実際に恋愛で大胆にはいけないという場合、実はなんか近くにいるよ、という亮くんのような距離感を試していただくのもいいかもしれません……とはいえ、大前提として段階というものはあるので、バランスも見ながらがいいかも。
松村:私としては胸キュンシーンといえば、ある場所で、麻衣と亮が遭遇するところかな。外出先でたまたま出会うというのは、私の中では、けっこう胸キュンポイントです。それが友達とか職場の人とかでも、偶然、外で出会ったら運命を感じそう。
――おふたりのシーンで印象的だったものは?
駒木根:麻衣と亮の初めてのキスシーンはすごく緊張したので、印象深いですね。バックショットから映していただく長いシーンだったんですが、最後にキスをしてそのままシーンが終わるという流れで。1回目でキスできなくて、2回目は失敗できないぞとドギマギした、苦い経験です(苦笑)。
――松村さんはそのシーンを覚えていますか?
松村:う〜ん。それが全然覚えていないんです……(苦笑)。なので、私が印象的だったシーンといえば、1話で麻衣と亮が初対面するシーンですね。私がアイマスクを外したら目の前にいる、というシチュエーションは、けっこうドキドキしました。
――では、胸キュンといえば、ご自身でお好きなラブコメ作品はありますか?
駒木根:僕、けっこう映画を観るのが好きなんです。なかでも、映画『ノッティングヒルの恋人』(1999年公開 ジュリアロバーツ×ヒュー・グラントのW主演ロマンスコメディ)は出会い方がすごく好きな作品ですね。ハリウッド女優がリフレッシュのためにノッティングヒルの街を散策していたら、小さな本屋を経営する平凡な男性と出会うストーリーなんですが、それがすごく良くて、大好きな映画ですね。
松村:私はディズニー映画『魔法にかけられて』(2007年公開 エイミー・アダムス主演によるミュージカルファンタジー)がすごく好き。
駒木根:僕も松村さんに「好きな映画なんですか?」と聞いて、この映画を答えてもらったので、観ました!確かに、松村さんが好きそうな世界観だし、僕もいい映画だと思います。
松村:ほんとに?よかった(微笑)。私はもともとアニメとか、二次元や空想の世界が大好きなんですけど、この映画はその空想の世界から、お姫様がニューヨークに出てきちゃうというお話なんですよ。アニメーションと実写でできていて、物語から飛び出してきたアニメのお姫様が実体化して、ニューヨークに来るとこういう感じになるんだ、というところが描かれているのがすごく素敵で。そのお姫様は、ニューヨークである男性と出会って恋に落ちるんですが、普通に生活してきた男性からしたらそんなにすぐ絵本の中のような王子様にはなれない葛藤も描かれていて、リアリティもあって大好きな作品です。
――松村さんも、プリンセスですものね?
松村:(プリンセスモードで)ふふふ、そうなんですよ〜♡
駒木根:ははははは(と微笑ましく見守る)。
――かわいいです。ではあらためて、ドラマの見どころを教えてくださいませ。
松村:本当に王道のラブコメになっているので、全力でキュンキュンできるところが見どころですね。麻衣も亮もそんなに恋愛がうまいタイプではないんですが、だからこそ、このドラマのようにちょっとずつ進める恋愛というものもすごく素敵だなと感じる作品になっているはず。ご覧になるみなさんにも、何かしらの勇気が伝わるドラマになればいいなと思います。
――では最後に、U-NEXTで先行配信をご覧になる方や、地上波でテレビ視聴される方々などにメッセージをお願いします。
駒木根:このドラマはみんながハッピーになれる、キュンキュンできるような要素が満載になっています。たとえば、生活するなかで落ち込むようなことがあったり、いろいろなニュースを観て気分が重くなったりしても、ドラマを観ると癒やされるといいますか。心をからっぽにして、寝そべりながらリラックスしてでもいいですし、美味しいお酒でも炭酸水でもポテトチップスでも好きなものを食べながらでもいいですし、お好きなスタイルでご覧になっていただきたいですね。僕もできれば先行配信も観ながら、テレビの放送も観てみたいと思います。
松村:本当に春らしい作品ができたので、これから新生活が始まる人も始まらない人も、どんな人にもいろいろな形でご覧になっていただけたら嬉しいです。ドラマでは、麻衣は新しい場所に移って新生活を始めたら、亮との出会いがあったので、みなさんも一緒に新しい出会いにドキドキしてもらえたら嬉しいです。
ドラマ NEXT『やぶさかではございません』
毎週水曜深夜24時30分〜25時放送
U-NEXTで各話1週間独占先行配信
松村沙友理さんのその他の出演作はこちら
駒木根葵汰さんのその他の出演作はこちら
原作はこちら
ある時、麻衣は恋愛のトラウマを作った張本人である元カレと遭遇してしまう。彼の心ない言葉に傷つく麻衣に、上下はそっとキスをする。 突然のキスに麻衣は上下を意識せざるを得なくなり……。
サイレントカフェ「アサガオ」で働く不思議麻衣(松村沙友理)。同僚の上下亮(駒木根葵汰)から、互いに観察し、ダメなところを指摘し合おうと提案されたことで、急激に距離が近づいていく。 ただ、麻衣は気がついていないようだが、上下は麻衣に想いを寄せており……。
サイレントカフェ「アサガオ」で働き始めた不思議麻衣。そこで出会った同僚で年下男子の上下亮の提案で、互いに観察しダメなところを指摘しあう関係に。 真面目な麻衣は言われたとおりに上下の観察をスタートさせるが、全くと言っていいほど欠点が見つからず……。
物語の舞台となるのはサイレントカフェ「アサガオ」。主人公の不思議麻衣(松村)は引っ越しの当日に偶然訪れ、その日にアルバイトに応募。順調に仕事をこなす麻衣だったが、あることをきっかけに同僚で年下男子の上下亮(駒木根葵汰)と「観察し合う」関係となり…?
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