『やぶさかではございません』第7話 愛が溢れすぎるカップルがとうとう爆誕してしまった
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『やぶさかではございません』第7話 愛が溢れすぎるカップルがとうとう爆誕してしまった

2025.05.08 12:51

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松村沙友里が主演を務めるドラマNEXT『やぶさかではございません』が4月2日からスタートした。U-NEXTでは各話1週間独占先行配信されている。

サイレントカフェ「アサガオ」で働く不思議麻衣(松村沙友里)が出会ったのは同僚で年下男子の上下亮(駒木根葵汰)。

最初からお互いに好意を持っていながらも、恋愛に臆病なこともあり、ずっと「一歩進んで二歩下がる」のような関係だった。……が、もう好きな気持ちがあふれだしているふたり。あとは付き合うだけ、なのだが、麻衣は過去の恋愛のトラウマから、いまだ恋人の関係に一歩踏み出せずにいた。

観ている側がもだもだしてしまう関係が続く中、「アサガオ」にある女性が現れる。彼女の名前は戸棚千尋(片山萌美)。麻衣の親友だ。千尋はどうやら上下に用があるようで……。

※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。

アメリカで働いている千尋だが、麻衣とはオンラインで近況を報告し合っている様子がこれまでにも描かれていた。どうやら、帰国したタイミングで「上下とはどんな男なのか」と確認しにきたようだ。

「お前がカミシモだな ツラ貸せ」とメッセージボードに書いて見せ(サイレントカフェなので店内では話せない)、千尋は上下を連れ出す。

パッと見ただけで分かる。上下は顔がいい。たぶん100人中100人がそう言う。だから、千尋は疑心暗鬼だ。実は遊んでるんじゃないか、ほかにも女がいるんじゃないか、と直球で失礼なことを聞いていく。

恋愛に苦手意識がある麻衣を心配してのことだろう。千尋としては、上下が遊んでなかったとしても、自分に対する態度でその人間性を図ろう、というところもあるのかもしれない。

しかし、上下にそんなことは心配ご無用だ。彼は心から麻衣を愛している。

千尋に向かって麻衣との出会いを「俺にとって奇跡なんだ」と語り出す。ちょっと恥ずかしくなるようなセリフを堂々と、真面目に言う。それだけでもちょっと信頼度が増すので、シンプルだが「真面目」って大事だ。

そして、千尋がやってきたタイミングでお試し期間丸1週間を迎える。麻衣にとって、1週間は大切な期間だった。トラウマとなった恋愛では1週間でフラれた。その期間を越えても上下の気持ちが変わらなければ……いや、もう変わるわけがない。

千尋に上下の愛情がどれぐらいかなのかと問われた麻衣。自分の心がコップなのに対し、上下の愛情はバスタブのお湯だと表現した。ナチュラルにノロけているけど、麻衣のピュアな心のせいだろうか、かわいく見える。

そう、上下からの愛について何も心配する必要はない。

麻衣は「アサガオ」で上下に返事をした。

「今日から彼女にしてくれますか」

思わずすぐに抱きしめそうになる自分をグッと抑える上下。おっ、えらいぞ!と思ったが、そのあと店内に人がいないのを確認し、麻衣にキスをした。

職場で何をしているんだ!という話だが、従業員一同がその様子を見守っているので、問題はない、たぶん。むしろ「今しないでいつするんだ!」と思っているはず。

ふたりの恋愛がこんなにも穏やかなのは、周りの人間が余計なことをせず、怒りもせず、ふたりを応援する気持ちで見守っているからなんだろうな、ということが分かる。

ついに恋人同士になったふたりに、思わず拍手をしてしまった。お試し期間の段階ですでに愛情過多なのに、付き合い始めたらどうなってしまうんだろう、と思わなくもないが……。

ただ、ふたりが結ばれたことにショックを受けている人がひとり。

玄(濱正悟)だ。

両想いのふたりを引き裂くような行動をとる人物には見えないけれど、だからこそ、自分の気持ちをどのように昇華させるのかが気になるところだ。


第7話の視聴はこちらから

公式サイトはこちら

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