数々の大ヒットドラマを手掛けてきた福澤克雄監督が、テレビドラマの新時代を切り拓く“限界突破!アドベンチャードラマ”『VIVANT』。
謎が謎を呼ぶ展開がさらに加速する第8話の放送を前に、堺雅人&二宮和也&役所広司の3名がドラマ初共演&物語の鍵を語る貴重なインタビュー動画が公開されました。
ここでは、貴重なインタビュー内容を紹介します。
今回、堺雅人さんとは初共演になる役所広司さんと二宮和也さん。ふたりの類稀なる表現力が、堺さん演じる乃木の魅力や新たな一面を引き出していると言います。
そんな二宮さんに対し、堺さんは
「ノコルは本当に繊細なお芝居をなさっているので、見ていてどきどきしますよね。側にいてとても楽しいです。(年齢が)10しか違わないのに、息子と接しているような子供みたいな顔をするんです。傷つきやすさと、透けて見えるような感情というのかな、ノコルがあのお芝居でくるから、乃木は対照的にスッと存在することができるんだと思っています」
また、『VIVANT』がドラマ初共演の役所さんに対しては
「役所さんのお芝居を見ていると、考えていたものが、もうひとつ奥に引っ張り出されるかんじがします。乃木は頭で計算している部分と、親密な感情を求めている部分と、2つが同時進行でまわっているかんじがするんです。計算でないところの落差がすごく魅力的で、前半は二階堂さんにその部分を出してもらって、後半は全部役所さんに出してもらう。本当に役所さんのお顔を見たりとか、息遣いを聞くだけで、いろんな感情が引き出されていきます」
乃木の感情を掻き乱していくベキとノコル。母の存在など、多くの謎が残る親子ですが、演じるふたりの関係にも気になります。役所さんは二宮さんに対してやさしい表情を浮かべながら
「(共演は)初めてですが、素晴らしい俳優さんであることは知っていました。乃木に対しての嫉妬や、どうすればこの役に色を出せるかを貪欲に作り上げていく二宮くんとは、やっぱりさすがだと思いますね。二宮“くん”なんていう年でもないですけど、もう立派なキャリアを持っている人ですからね」
と語ります。一方の二宮さんは
「役所さんはすごくフランクに話しかけてくれるし輪に入って話をしてくれるんですけど、やっぱり出会えないですよね、こんなにすごい人たちに。前室にいて、パッと見たら阿部さんと堺さんが話していて、こっちを見たら役所さんがピーナッツを食べてて、で、桃李と話をしていて。豪華というのとはまた違うというか、テレビの底力じゃないけど、底力感はめちゃくちゃありました」
濃密なキャストたちの共演で、クライマックスに向けてさらに走り出した物語。その中で、堺さんは『VIVANT』に対してひとつの気づきを得ていました。
「前半の1−3話は、初めて出会った野崎、乃木、薫、ドラム、ジャミーンが家族になっていく話。後半は乃木の家族を見つける話ですよね。『家族』がキーワードになっていることが演じながらわかってきました」
冒険の果て、裏切りの果てに、乃木が帰り着く場所はどこにあるのでしょうか。注目の第8話は9月3日(日)よる9時から放送されます。ぜひご覧ください。
過去の放送回はU-NEXTで配信中。
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