「本当にここに来られて嬉しい」 カメルーン代表エンべウモがマンチェスター・Uに完全移籍 “赤い悪魔”復活のキーマンとなるか
カメルーン代表FWブライアン・エンベウモのマンチェスター・Uへの完全移籍が決定した。移籍金は約7000万ポンド(約139億円)ともいわれ、この夏を代表するビッグディールの一つになりそうだ。エンべウモが“赤い悪魔”復活の鍵を握る一人になるのは、間違いないだろう。
数々の栄光をその手につかんできたジョーダン・ヘンダーソンが、新たな挑戦の地に選んだのはブレントフォードだった。一度イングランドを離れ、この夏に再び世界最高峰のリーグへと舞い戻ってきた元リヴァプール主将は、何を思い、何を目指すのか。新たな一歩を踏み出すベテランが語る、クラブの魅力やファンへの誓いをお届けする。
──まずは、ブレントフォードへようこそ。クラブの一員になった今のお気持ちはいかがですか?
ヘンダーソン: とても良い気分です。ここに来られて本当に嬉しいですし、これから始まることにとても興奮しています。ブレントフォードでの挑戦を心から楽しみにしています。
──このクラブへの加入を決めた理由は何だったのでしょうか?
ヘンダーソン: 以前から、このクラブと彼らがここ数年で成し遂げてきたことには、大きな称賛の念を抱いていました。 特にクラブとしての成長ぶりは、素晴らしいと感じています。クラブの運営や組織が非常に優れており、そこで働く人々も素晴らしいと聞いていました。 まるで家族のような一体感があると。それは私にとって、とても重要なことなんです。
フィル(・ジャイルズ/フットボールディレクター)やキース(・アンドリュース/新監督)と話した際、クラブ全体に対して非常に良い印象を受けました。 その会話を終えた瞬間、ここに来てチームの力になりたいという気持ちが、自分の中ではっきりと固まりました。
──イングランドを離れてプレーしていましたが、プレミアリーグ復帰への想いは強かったですか?
ヘンダーソン: ええ、数年間離れていたことで、もう一度プレミアリーグでプレーしたいという情熱の火が、再び燃え上がってきたように感じます。 ご存知の通り、ここは世界最高の選手たちが集まる世界最高のリーグです。非常に大きな挑戦にはなりますが、同時にそれこそ私が望んでいたものでした。 ブレントフォードからこの機会をいただき、クラブと話をした結果、最終的に私たち家族にとって、移籍はごく自然で簡単な決断となりました。
──監督のキースとは現役時代に何度も対戦されていますよね。失礼ながら、そんな話をするとご自身でも「もうそんなに経ったのか」と少し年を感じてしまうかもしれませんが(笑)、そのことは今回お二人で話題にしましたか?
ヘンダーソン: そうですね(笑)。私がサンダーランドにいた頃に、何度か対戦したかもしれません。 正直なところ、回数や時期までは覚えていませんが、彼と話した時にその話題にはなりませんでしたね。 彼は非常に誠実で、正直に話をしてくれました。彼自身もこれからのシーズンをとても楽しみにしているようでしたし、彼との対話も、私がこのクラブに来てチームの前進を助けたいと思った大きな理由の一つです。
──ここには、ファビオ・カルヴァーリョやセップ・ファン・デン・ベルフなど、リヴァプール時代の元同僚もいますね。
ヘンダーソン: ええ、彼らとは今朝のトレーニングで少し話をしました。クィービーン(・ケレハー)も含めて、見知った顔が何人かいるのは、間違いなく心強いですよ。 彼らは本当に素晴らしい選手たちで、リヴァプール時代もとても良い関係を築けていたので、新しい環境に馴染む上で大きな助けになっています。
──来シーズンは古巣であるリヴァプールや、キャリアをスタートさせたサンダーランドと対戦する可能性もあります。特別な想いはありますか?
ヘンダーソン: もちろんです。両クラブとも、私にとって非常に大きな意味を持つ存在です。 サンダーランドのアカデミーで育ち、トップチームで数年間プレーさせてもらいました。選手としての私の成長は、彼らのおかげです。
そしてリヴァプールは、私の人生の大部分を占める場所。12年間を過ごした信じられないようなクラブで、すべての瞬間を愛していました。彼らにも大きな恩義を感じています。
ですが、ピッチの上で対戦するとなれば話は別です。フットボールの世界では、そこに友情は存在しません。 試合に勝つため、チームのために全力を尽くすだけです。
──リヴァプール時代、このGtechコミュニティスタジアムでプレーした経験がありますね。3-3という壮絶な試合もありました。
ヘンダーソン: ええ、ここの雰囲気はいつも本当に素晴らしいですね。私の記憶では、2度ここでプレーしたと思います。 いつだって最高の雰囲気で、内容の濃い、タフな試合でした。 今シーズンは、私たちがホームで戦う番です。対戦相手にとって、ここが厳しい場所だと思わせられるようなプレーをしたいですね。
──プレミアリーグやチャンピオンズリーグでの優勝など、輝かしいキャリアを築いてきました。その経験を、このクラブやチームメイトにどう還元できると考えていますか?
ヘンダーソン: 長いフットボールキャリアの中で、良いことも悪いことも含め、本当に多くを学んできました。 人生と同じで、キャリアにも様々な時期がありますから。ですから、自分の経験を、特に若い選手たちにできる限り伝えていきたいと思っています。
同時に、私自身がピッチの上で最高のパフォーマンスを発揮し、自分の役割を全うすることが大前提です。 もちろん、トレーニングでも試合でも、常に周りの選手たちを助け、これまでの経験を共有しようと努めます。
この年齢になっても、日々学ぶことは尽きません。まだまだ成長できるし、もっとうまくなれるはずです。 常に向上心を持ち続けたい。このクラブの育成に対する姿勢は、私がここに来たいと思った理由の一つでもあります。 ミーティングでは、私自身がさらに成長できると感じる部分も示してくれました。 それは私にとって、これ以上ないほど嬉しい言葉でした。常に成長を望んでいますから。 そして、周りの人々をできる限り助けていきたいです。
──これまでのキャリアで多くを成し遂げてきましたが、ブレントフォードでは何を達成したいですか?
ヘンダーソン: どのクラブに所属していた時とも同じように、自分のすべてを捧げたい。ただそれだけです。そして、このクラブが正しい方向に進み、前進し続ける手助けがしたいと思っています。 このクラブは、ここ5、6年で信じられないような成長を遂げてきました。 私はその歩みを止めず、クラブがさらに成長し、より良くなっていくプロセスに関わりたいのです。
それが私の最大の目標です。トレーニンググラウンドだけでなく、ピッチに立った時にはチームとクラブのために最高のパフォーマンスを発揮し、できるだけ多くの試合に勝利すること。そのために、常に全力を尽くしますよ。
──最後に、あなたを心待ちにしているブレントフォードのファンへメッセージをお願いします。
ヘンダーソン: このクラブの一員になれたことを、本当に嬉しく思っています。ファンの皆さんと会える日を心待ちにしています。
選手たちからは、ファンの皆さんがどれほど素晴らしいか、すでにたくさんの良い話を聞いています。それをブレントフォードの選手として体感するのが待ちきれません。ここにいる間、クラブのために自分の持てるすべてを捧げると約束します。 シーズンが始まるのが本当に待ち遠しいです。
カメルーン代表FWブライアン・エンベウモのマンチェスター・Uへの完全移籍が決定した。移籍金は約7000万ポンド(約139億円)ともいわれ、この夏を代表するビッグディールの一つになりそうだ。エンべウモが“赤い悪魔”復活の鍵を握る一人になるのは、間違いないだろう。
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「サッカーのことは、プレーで語る」。その信念を胸に、アーセナルをはじめとした世界のトップクラブで戦い続けてきた、ウェールズ代表のアーロン・ラムジー。17歳の少年が抱いた夢の軌跡と、今なお彼を突き動かす情熱の源とは。これまでの偉大なキャリアとその原点、サッカー選手としての現在地を、本人の言葉とともに紐解いていく。