恩師マレスカと再会、チェルシー加入でさらなる飛躍を誓うデラップ「すごいことを成し遂げたい」
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恩師マレスカと再会、チェルシー加入でさらなる飛躍を誓うデラップ「すごいことを成し遂げたい」

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昨季イプスウィッチで活躍した若きストライカー、リアム・デラップが3,000万ポンド(約59億円)といわれる移籍金で今夏、チェルシーへ完全移籍を果たした。

驚異的なロングスローでプレミアリーグを席巻した元アイルランド代表ロリー・デラップを父に持つリアム。アカデミーから所属したマンチェスター・Cでは定位置確保に至らなかったものの、レンタル先のハルでプレーした2023-24シーズンには、チャンピオンシップで32試合に出場し8ゴールを記録。

イプスウィッチへ完全移籍した昨季は、リーグ戦37試合に出場してチーム最多となる12ゴール2アシストを記録し、クラブの攻撃陣を牽引した。シーズン終了後にはクラブ年間最優秀若手選手賞と、選手間投票による年間最優秀選手賞のダブル受賞を果たしている。

移籍の決め手となったのは、クラブが示すビジョンと恩師の存在だった。チェルシーを率いるエンツォ・マレスカ監督は、デラップがマンチェスター・CのU-23チームに在籍していた時の指揮官であり、共にリーグ戦を制した経験もある。

デラップ 2

「シティのU-23で1年間、彼と共に過ごしましたが、本当に素晴らしかったです。彼がその後に成し遂げたことを見ても、僕たちが若かった頃から彼がいかに優れていたかがわかります。僕たちは信じられないようなシーズンを送り、ほとんどすべての記録を塗り替えて、僕自身も多くのゴールを決めました。彼と再び仕事をする機会を得られた今、断る理由はありませんでした」

新天地には、旧知の仲間たちも待っている。同じくマンチェスター・Cのアカデミーで育ったコール・パーマーとロメオ・ラヴィア、そしてユース年代で何度も対戦したレヴィ・コルウィルがいる。

「若い頃、コールやロメオとは多くの時間を共に過ごしました。たくさんの試合で一緒にプレーして、楽しかったです。レヴィとは子どもの頃、数え切れないほど対戦しました。同じくらいの年齢なので。だから、ここに来て彼らと一緒に仕事を始めるのが本当に楽しみです」

デラップ 4

チェルシーは昨季UEFAヨーロッパカンファレンスリーグを制覇し、タイトル獲得の感覚を取り戻しつつある。デラップは、クラブを更なる高みへと引き上げる決意を語った。

「クラブに関わる誰もが、トロフィーを勝ち取り続けたいと思っています。クラブをあるべき姿、つまりトロフィーを勝ち取り続ける姿に戻したいです。

ここ数年のクラブの成長、選手たち、監督、そしてクラブが向かっている方向性は、僕が成長し、良いプレーを続ける上で、信じられないほど素晴らしいものになると思っています。このクラブで、何かすごいことを成し遂げたいです」

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