2025年7月27日、「PANCRASE 355」が立川ステージガーデンで開催される。タイトルマッチ以外にも見逃せない試合が並ぶなか、出場する木下尚祐、眞藤源太、時田隆成、安藤武尊、荒田大輝の5選手が記者会見に登壇。それぞれの譲れない想いを言葉にした。
「自分の方が上回っていると、この試合で見せたい」
──まずは、7月27日の試合に向けた意気込みをお願いします。
木下:無敗で勢いのある、良い相手を当てていただき感謝しております。当日よろしくお願いします。
眞藤:前回は何もできずに負けてしまったので、少し試合期間を空けて復活しようかなと考えていたのですが、まさか自分より上のランクの選手を当ててくれて、すごく感謝しています。その期待に絶対応えて、試合をめちゃくちゃにして必ず勝ちます。ぶっ倒します。応援お願いします。
時田:試合当日は僕が全局面で圧倒して、僕が勝ちますので応援よろしくお願いします。
安藤:前回は10日前のオファーで、勝つつもりで受けさせていただいたのですが、良いところを出せずに負けてしまいました。今回はしっかり調整して、勝つ準備をして試合に臨むので、絶対に勝ちます。以上です。
荒田:試合当日はしっかりフィニッシュして会場を爆発させたいと思っているので、応援よろしくお願いします。
──それぞれの対戦相手の印象をお聞かせください。
木下:ガラが悪くて勢いがある選手だなと思うのですが、その勢いの使いどころをわかっているクレバーさも、試合を見て感じます。僕と対戦すれば意外と技術戦になると思いますし、序盤は勢いがぶつかり合うシーンもあると思うので、最初から最後までしっかり見ていただけたらと思います。
眞藤:サウスポーのレスラータイプという感じなのですが、僕は結構サウスポーが得意でして。総合の試合ではまだ当たったことがないのですが、実はすごく得意なんです。それぐらいです。
時田:打撃も寝技もある程度できる選手なのかなと思っています。でも、僕の方が全然強いので、それを試合当日に見せられたらと思います。はい。
安藤:サウスポーで手足が長くて身長も高く、結構遠い距離からの打撃が厄介だなと思うので、それをどう攻略するかを見ていただきたいです。あとは、セコンドのゴーゾー(塩田”GOZO”歩)さんの声に惑わされないように、しっかり対策していきたいと思います。
荒田:自分に勝った山口(怜臣)選手に勝利しているのが安藤選手なので、自分が勝てば間接的に山口選手に勝ったと言えるのではないか、と思えるような試合をしたいです。印象はゴリゴリのレスラーという感じですね。以上です。
──眞藤選手にお伺いします。前回の会見では非常に勢いがありましたが、残念な結果に終わりました。そこから立ち直るまでの過程はどのようなものでしたか?
眞藤:いやー、結構メンタルとかの回復は、すぐに忘れちゃうタイプなので、すぐ復活しました。1時間ぐらいで。
──荒田選手にお伺いします。前回の勝利でランキング入りしましたが、気持ち的に変わったところはありますか?
荒田:負けちゃいけないという気持ちは、より一層強くなりました。
──今回の大会はタイトルマッチや国際戦など様々なカードが並びますが、どんな試合を見せたいと考えていますか?
木下:先ほども言ったのですが、相手が勢いがあってフィニッシュ力のある選手なので、いなすような試合をしなければ、勝手に盛り上がっていくと思います。相手の勢いが来れば来るほど、僕の良さが出てくる展開になるかなと思うので、楽しみにしていてください。
眞藤:もちろんフライ級のタイトルマッチがあるので、それよりは面白い試合をしたいですね。
時田:打撃も寝技も、完全に僕の方が上回っているのだというところを、この試合でしっかりと見せたいと思っています。
安藤:先ほど荒田選手も触れたように、山口選手と自分と荒田選手で、本来なら三つ巴のような形になるはずでした。いずれにせよ、意地と意地がぶつかり合って、自分が絶対に上なんだぞ、というところを見せる試合になると思います。
荒田:打撃でも寝技でも、しっかりボコボコにして「こいつには敵わない」と思わせるような試合をしたいと思います。
──木下選手に質問です。対戦相手の敢流選手はお互いに勢いのあるタイプですが、最終的にどのような差が出ると考えていますか?
木下:僕はパンクラスに参戦させてもらってからフィニッシュはないのですが、勢いは場面場面で見せられているかなと思っています。敢流選手がこれまで戦ってきた相手は、僕レベルのオールラウンダーとはまだやっていないと思うんですよね。時間が経つにつれて、完成度の高さで僕との差が出てくるかなとは思っています。
対戦カード
■木下尚祐 vs. 敢流|フェザー級/5分3R
■時田隆成 vs. 眞藤源太|フライ級/5分3R
■荒田大輝 vs. 安藤武尊|バンタム級/5分3R