ライバル撃破でE-1連覇達成。決勝アシストの相馬勇紀「もっとJリーグを盛り上げたい」|E-1サッカー選手権2025
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ライバル撃破でE-1連覇達成。決勝アシストの相馬勇紀「もっとJリーグを盛り上げたい」|E-1サッカー選手権2025

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E-1サッカー選手権2025の第3節が7月15日におこなわれ、日本代表はライバル・韓国に1-0で勝利。この結果、3戦全勝となった日本が大会連覇を果たした。

「戦えることを証明できたと思う」

タフな試合を制しての優勝。この試合でゲームキャプテンを務めた相馬勇紀は、トロフィーを掲げたあとのインタビューで、安堵と喜びに満ちた表情を見せた。

「まずチームとしてタイトルを獲ろうと話していたので、一つ目標が達成できてすごく嬉しいです」

試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、ベンチにいた相馬は主将の長友佑都と熱く抱き合った。試合に出ていない時間も、2人はベンチの最前列から声を張り上げ、ピッチ上の選手たちを鼓舞し続けた。自身がキャプテンマークを巻いた初戦と第3戦、ベテランの存在がいかに大きかったかを感謝と共に振り返る。

「僕がゲームキャプテンを2試合任せてもらった時に、チームキャプテンである(長友)佑都さんにすごく支えてもらったので、本当に嬉しくて。自然と抱きついてしまいました(笑)」

2019年に韓国・釜山で行われた同大会の決勝。日本は韓国に0-1で敗れ、目の前で優勝を決められる悔しさを味わった。その経験を味わったのは、現チームでは相馬とGKの大迫敬介だけだった。6年前の雪辱を期す一戦。過去の苦い記憶が、この日の勝利への渇望をより一層強いものにしていた。

「あの時はアウェイの雰囲気にのまれて、特に前半の序盤に押し込まれる展開から失点して負けてしまいました。今日は何としても最初からデュエルで勝っていこうという話が試合前にありましたし、良い時間帯に得点もできて、勝利につながったのではないかと思います」

今大会の代表は、メンバーのほとんどがJリーグでプレーする選手たちで構成された。相馬の言葉には、日本の国内リーグで戦う選手としての誇りと、Jリーグ全体を背負う覚悟がにじんでいた。

「今回、僕たちはJリーグから選ばれました。そのJリーグのメンバーがこれだけ戦えるんだということを証明できたと思います。もっとJリーグを盛り上げたいと思っているので、ぜひ皆さん、会場に足を運んでくれたら嬉しいです」

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