川口春奈が主演を務めるTBS系金曜ドラマ『9ボーダー』の5話が17日に放送。第5話では、未来のために決断をした大庭3姉妹が行動を開始。それぞれの恋が大きく動き出し、胸キュンシーンが光った回だった。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
勇気を振り絞ってハグをして以降、長年密かに思いを寄せていた高木陽太(木戸大聖)との距離感がなんとも絶妙な三女・八海(畑芽育)。
挙げ句の果てに、前回「妹的な存在」ときっぱり言われたのだから、八海は陽太のことを少しだけ避けてしまうようになっていた。しかし、陽太はあくまでも通常営業……というよりも、通常営業に戻ろうと積極的に八海に話しかけている様子。その姿が、あまりにも脈なしで、八海はさらによそよそしくしてしまう。
この状況を察したバルの店主・辻本あつ子(YOU)は「好きなら好きって言う、嫌なら嫌って言う。だから、今、私は後悔なしよ?」とテーマパークの招待券をプレゼント。
八海は意を決して陽太を誘うのだが、七苗(川口春奈)とコウタロウ(松下洸平)、六月(木南晴夏)と松嶋朔(井之脇海)も一緒に行く展開に。ここでそれぞれの恋が急加速してみせた。
まず八海は陽太にクレーンゲームの景品をおねだりしたり、プリントシールを一緒に撮ろうと誘ったり。そんな流れの中で、プリクラ撮影中に「ずっとそばにいてくれたよね」「陽ちゃん、好き。陽ちゃんのことが好き」とストレートに告白。「大丈夫、返事はわかってる」と言いつつも、どこか晴れやかな顔は見ていて清々しかった。
前回、大好きだった夫と離婚した六月をハグでなだめた朔。そのような行動から、確実に六月のことを好きになっているように見える朔は「ここにいるのは六月さんがいるからです」「僕と付き合ってください」と想いを打ち明けた。
大人になればなるほど、付き合うとは何かわからなくなる。告白をするという手順を踏まず、気づいたら一緒にいて、付き合っているかのような関係になることも珍しくない。そんな中、あえて言葉にした朔は、シンプルで誠実な人柄なのだろう。きっと六月の目にも、ポジティブに映っただろうと思えた。
そして、このデートの後で、距離を縮めたのは、お互いに想いを寄せ合う七苗とコウタロウだった。
普段はラフな服を着ているコウタロウが、おおば湯の定休日にスーツ姿で登場。普段とは違った姿にキュン……と言いたいところだが、七苗はどこか不安気な様子。きっと「未来に対する選択肢を決めて、ここから離れてしまうかもしれない」と思ったのだろう。
しかし、事実は七苗の想像とは裏腹。コウタロウは七苗がずっと行きたがっていたレストランをサプライズ予約したのであった。このデートの後、七苗とコウタロウは七苗のお気に入りの場所で夢について語る。そして、そこで夕日を見ながらキスをした。
このシーン、まるで時が止まったようなロマンチックな画(え)であった。ゆっくりと顔を近づけ、その後でおでこをくっつけて笑い合う2人。ちょっと恥ずかしそうに、七苗がコウタロウの方に頭を預けるところまで込みで、あまりにも美しい。こんなデート、一度はしてみたいと憧れてしまうこと間違いなし。実際に、SNS上でも「映画みたい」「キスシーンよかった」「夕日を前に素敵すぎる」などの声が見受けられた。
恋に夢にと大きな1歩を歩み出した“ナインボーダー”な状況に置かれている大庭3姉妹。ラストには、行方不明だった父(高橋克実)も登場。ここから3姉妹、および立て直しを決意したばかりのおおば湯はどうなっていくのか。目が離せない。
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第9話では、コウタロウが記憶を失う前の人生、柴田悠斗として家族のいる神戸へと帰るところからスタート。コウタロウと七苗の恋の行方が気になる展開に。
第8話では、コウタロウ(松下洸平)の過去が一気に明らかに。今「コウタロウ」として生きている彼は、過去の自分を知り、この先をどう生きるのか──。
第7話では、家族の問題が一件落着。3姉妹の恋が再び動き出し、松下洸平演じるコウタロウの振る舞いに心が揺さぶられ、木南晴夏演じる六月の一言に共感の声が集まった。
第6話では、行方不明だった父・五郎(高橋克実)が謎の多い少年・品川九吾(齋藤潤)を連れて登場。離れて暮らしていた母親の思いについて考えさせられる回だった。
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