川口春奈が主演を務めるTBS系金曜ドラマ『9ボーダー』の第9話が14日に放送。第9話では、コウタロウ(松下洸平)が記憶を失う前の、柴田悠斗として家族のいる神戸へと帰るところからスタート。コウタロウと七苗(川口春奈)の恋の行方が気になる展開に。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
前回、九吾(齋藤潤)や陽太(木戸大聖)の後押しもあって、神戸へ帰るコウタロウを追いかけた七苗(川口春奈)。しかし、空港へと行くもすでに出発済み。コウタロウに会うことはできなかった。
ただ、会えないからといって、簡単に諦めきることができなかった七苗は、神戸行きの夜行バスに。今度こそコウタロウと再会……と誰もが想像していたところだが、そう上手くもいかない。
コウタロウが務めている会社に着くも、いたのはあくまでも柴田悠斗。七苗は、受付で名前を告げたところで「面会の約束がないと、お取り次ぎできないとのことです」と断られてしまう。彼はかっちりとしたスーツに身を包み運転手と共に外出先へと向かう姿しかり、柔らかく優しい雰囲気は残りつつも、あくまでも副社長たる振る舞いを求められていたのだった。
そこに追い打ちをかけるかのように、登場したのは、柴田の婚約者・酒井百合子(大政絢)だ。酒井はここで七苗に対して「大庭さんには感謝しています。これまでよくしていただいて」「ただ、どうか今はそっとしておいてください」と深々と頭を下げられてしまう。
七苗にとって酒井は、自分よりもずっと前からコウタロウ、改め柴田のことを知っていて、側にいた人。そんな人から、こんなにも真っ直ぐに依頼されたら、もう従うしかない。そう思った視聴者も多いことだろう。
そんな出来事を経て、東京に帰った七苗はコウタロウから電話がきてもスルー。「こうするしかないの。こうやって忘れるしか……」と自分に言い聞かせる姿は切ない。
さらに「好きになんてならなきゃよかった」「会わなければよかったのかな」、そう六月(木南晴夏)と八海(畑芽育)に発言。これに対して六月は「そうやって全部なかったことにしちゃうの?」「よく考えて、後悔しないように」とアドバイスした。
七苗は久しぶりにコウタロウに電話をかけることになった。
電話では「おおば湯の立て直しを励ましてくれて、好きになって、本当の自分を取り戻せた」と感謝を告げた七苗。これを聞いた彼は「よかった……」と反応するも、「俺は……こっちの生活に戻ろうと思う」と続ける。「だから、心配しないで」という言葉は、実質的には2人の関係性に終止符を打つ“さよなら”だった。
この決断を七苗は受け入れて「コウタロウさんと会えてよかった。ありがとう」と感謝。涙を静かに流しながら、取り乱すこともなく話す姿、そして電話を切ったあとで「どうしよう……大好きだった」と声を震わせる姿は見ていて苦しくなるほど。視聴者からも「切ない……」「好きになんてならなきゃよかったは辛すぎる」などの声があがっていた。
そして、次週、いよいよ最終回を迎える『9ボーダー』。自分の人生に区切りをつけ、無事誕生日を迎えたことで9ボーダーを乗り切った六月と八海。七苗は果たして、自身の9ボーダーにどう区切りをつけるのか。最後まで見逃せない。
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第8話では、コウタロウ(松下洸平)の過去が一気に明らかに。今「コウタロウ」として生きている彼は、過去の自分を知り、この先をどう生きるのか──。
第7話では、家族の問題が一件落着。3姉妹の恋が再び動き出し、松下洸平演じるコウタロウの振る舞いに心が揺さぶられ、木南晴夏演じる六月の一言に共感の声が集まった。
第6話では、行方不明だった父・五郎(高橋克実)が謎の多い少年・品川九吾(齋藤潤)を連れて登場。離れて暮らしていた母親の思いについて考えさせられる回だった。
第5話では、未来のために決断をした大庭3姉妹が行動を開始。それぞれの恋が大きく動き出し、胸キュンシーンが光った回だった。
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