『雨上がりの僕らについて』第5話 一緒に正解を探していく。ようやくたどり着いた2人のスタート地点
奏は自ら真城に連絡をし、会って話をする約束を交わす。一体どんな話をされるのか、気が気ではない真城だったが……。
2013年放送の大ヒットドラマ『半沢直樹』の名対決シーンがSNSでシェアされ、依然話題沸騰中だ。「やられたらやり返す、倍返しだ!」の決めゼリフに象徴される熱い戦いの数々は、時を経ても色褪せない。痛快な逆転劇の連続で、見ているこちらも胸がすく本作。本編を見返したくなること請け合いの名シーンから、今回は視聴者が熱狂した対決シーンを5つ厳選して紹介する。
東京中央銀行大阪西支店の融資課長・半沢直樹(堺雅人)が、融資先の西大阪スチールに5億円を粉飾決算で騙し取られた責任を問われ、社内調査による厳しい追及を受けるシーン。
同期の渡真利(及川光博)からは事実と異なっても頭を下げておけと助言されていたが、半沢は「全責任を押し付けられるのには納得しかねます」と、毅然と反論してみせた。さらに「私は必ず5億円を回収する。二度と邪魔しないでいただきたい!」と啖呵を切って見せたのだ。 普通なら上司に平伏するしかない場面で堂々と異議を唱えた半沢に、威圧的だった上司たちも気圧される。初回から常識破りの反撃を見せる半沢の姿に、視聴者も「やってやれ!」と胸がすく思いだった。
半沢が債権回収のため狙っていた西大阪スチール社長・東田(宇梶剛士)の高級別荘を、国税局統括官の黒崎(片岡愛之助)に先に差し押さえられてしまうシーン。
銀行を目の敵にする黒崎に一歩先を越され絶体絶命の半沢は悔しさに唇を噛むが、このままでは終わらない。「やられたらやり返す。倍返しだ」と静かに、だが闘志溢れる眼差しで宣戦布告する。銀行員相手に傲慢な態度を取っていた黒崎も、半沢の気迫に思わず目を見張る。
半沢の決めゼリフ「倍返しだ!」が初めて炸裂した痛快な瞬間で、視聴者の興奮も最高潮に達した。2013年の新語・流行語大賞にも輝き社会現象ともなったこのセリフ。その後も「10倍返しだ!」「100倍返しだ‼︎」とエスカレートしていく半沢の戦いに注目だ。
粉飾決算と横領で銀行から5億円を騙し取った西大阪スチール社長・東田への完膚なき逆襲シーン。
半沢は、東田の不正に対し正々堂々銀行員らしい方法で、東田の愛人・未樹(壇蜜)を味方につけ、12億円もの裏金の存在を暴くことに成功する。不正が露見し逆上する東田に対し、未樹も「あんたがくれたのは金だけや」と愛想を尽かして去っていく。暴れ狂う東田を得意の剣道で制した半沢は、とどめに「金さえあればなんでもできると思ったら大間違いだ。お前に人はついていかない。お前は社長の器じゃない!」と痛烈に言い放った。プライドを叩き潰された東田はその場に崩れ落ち、叫ぶことしかできない。金の力に奢る悪党へ突きつけた半沢の正論は、働く視聴者の胸にも突き刺さる。悪に鉄槌を下す半沢の姿に、視聴者も溜飲が下がる思いであった。
大学以来の剣道仲間で同期入社の盟友・近藤(滝藤賢一)による裏切りが発覚。半沢と近藤が、剣と心を交わす名シーン。
大和田の不正を暴く鍵を握っていた近藤が、家族を守るために半沢を裏切り証拠を握り潰してしまう。絶体絶命の状況の中、半沢は近藤を剣道場に呼び出した。竹刀を交え真剣にぶつかり合った打ち合いが終わり、静まり返った真夜中の道場で、半沢は近藤に静かに語りかける。「近藤……生きてくって、大変だな」。裏切りを責めるのではなく、友を思いやるような半沢の言葉に、近藤は涙する。さらに半沢は「良かったな、銀行に戻れて」と優しく声をかけ、踏み外しかけた友の心を救った。怒号と土下座が飛び交う報復劇の中で、このシーンは異色の感動をもたらし、視聴者の胸に深く染み渡って多くの人が思わず涙した名シーンである。
物語最大のクライマックスとも言える、半沢と宿敵・大和田常務(香川照之)の直接対決シーン。
大和田は、半沢の父の自殺の原因となる融資打ち切りを行った張本人であり、半沢が“倍返し”を誓ってきた因縁の相手である。取締役会で不正を暴かれ追い詰められた大和田に、半沢は「あなたがこれまで切り捨ててきた全ての人と会社に対する」贖罪として土下座を要求する。抗う大和田に対し半沢は激高し、「やれーっ!!! 大和田ぁぁぁ!!!」と絶叫。屈辱に震える大和田が膝を折り土下座するシーンは圧巻で、画面越しにも鬼気迫る迫力が伝わってくる。堺雅人演じる半沢の人生をかけた絶叫と、香川照之演じる大和田の悔しさが溢れ出る土下座姿はSNSでも繰り返し話題になった名場面である。
強烈な対決シーンが続く『半沢直樹』。SNSに投稿されたワンシーンの動画でさえ、登場人物たちの思いが伝わってくる強烈な熱量を帯びている。やはり、社会現象にもなった本作は、名作中の名作といえる。対決シーンの数々に触れ、ぜひ最初から物語を味わってくれたら幸いだ。
奏は自ら真城に連絡をし、会って話をする約束を交わす。一体どんな話をされるのか、気が気ではない真城だったが……。
第4話では、快の家にソハが押しかける形で同居生活がスタートする。その中でソハの抱える孤独が明らかに。ナ・イヌが表現するソハの愛らしさと切なさに多くの視聴者が胸を掴まれた。
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水族館デート以来、気まずい空気になってしまった奏と真城。お互いに連絡が取れずにいた。 真城のもとには相変わらず母・美都子から連絡が届いており、これが真城の心を重くさせていた。 一方、奏は職場の同僚の金森から話があると仕事終わりに誘われる。
第3話では、快が将軍の幸せを願ってウ・ソハに返すことを決意する。その別れのシーンで、将軍が見せた名演技が視聴者の涙を誘った。