『雨上がりの僕らについて』第3話 幸せな水族館デートのはずが……
真城からの気持ちが信じられずに疑心暗鬼になっていた奏だったが、話を重ねていくうちに、好かれている自信を少しずつだが持ち始める。両想いであることを知り、奏は抑えきれない喜びを感じていたが……。
池田匡志&堀夏喜がW主演を務めるドラマNEXT『雨上がりの僕らについて』の第4話が、7月16日にU-NEXTにて独占先行配信された。
水族館デート以来、気まずい空気になってしまった奏(池田匡志)と真城(堀夏喜)。お互いに連絡が取れずにいた。
真城のもとには相変わらず母・美都子(霧島れいか)から連絡が届いており、これが真城の心を重くさせていた。
一方、奏は職場の同僚の金森(山田真歩)から話があると仕事終わりに誘われる。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
「おせっかいなのはわかっているけれど」と言いながら、奏に恋愛について尋ねる金森。前回、水族館で奏と真城が一緒にいるところを見ている。実は奏が付き合っているのは真城ではないか、と問いかけた。
奏は「なぜそんなプライベートなことを話さなければならないのか」と反論していたが本当にその通り。金森としてはすみれ(渡邉美穂) から相談を受けており、どうにかしてあげたいという気持ちがあるらしい。すみれも苦しんでいるのだろう。すみれをどうにかしてあげたい、という気持ちからの行動なのだろうけれど、あまりにも奏の気持ちを無視してしまっていてるような気がする。それに恋愛において、第三者が入っていいことはないと思うのだが、どうだろう。
結局、すみれが直接、奏に声をかけることに。すみれが引きずっているのは奏の断った理由だ。「彼女がいる」と言っていた奏だが、それが嘘なのではないか、と思っていた。気持ちは分かる。どうにかして振りむいてもらえないか、仲良くなれないか。ただ、理由はどうあれ、一度フラれているのにしつこくするのは悪手ではないのだろうか……。奏が必要以上に優しくしてくれているというなら話は別だけれど、どちらかというと気まずそうだ。さらに困らせてしまっている、と分かっていつつも諦めきれないすみれ。すみれにとって、奏は王子様のようで、初めて心から好きになった人でもあった。奏としてもすみれの気持ちに共感する部分はあった。
奏はすみれと話をしているうちに、自分が真城にどういった行動をとればいいか気がつくわけだけれど、真城の存在がなかったら職場の雰囲気が最悪になっていた可能性も。職場恋愛、難しい……。
ただ、奏は奏なりにすみれに誠意を見せようという気持ちはあった。好きな人がいて、その好きな人は男性である、と伝える。自分の恋愛を職場の人に相談する相手に、そんな大事なことを言って大丈夫だろうか、と心配になるが、一応すみれや金森を信頼しているのだろうか。
すみれの功績としては、「好きな人に好きって言ってもらえることは奇跡」という事実を奏に気がつかせたことだ。
奏のほうから真城に連絡をとる。「次の土曜日、会って話せないか」と。しかし、まっすぐすぎる真城。奏に電話をかけ「話っていい話?悪い話?」と聞いてしまう。
奏は「情緒がないのか」と呆れるが、真城の気持ちも痛いほどわかる。「話がある」と言うときは先にいい話なのか悪い話なのか言ってほしい。気が気じゃない。推しからの「大切なお知らせ」と一緒だ。予告だけされて、その日まで待たされる身にもなってほしい。奏も、いい話か悪い話なのかぐらい言ってあげても良さそうだけれど、そこは焦らす(いや、奏に焦らしているつもりはないんだが)。当然、真城はもやもやしながら土曜まで待つことに。駆け引きなんて無縁そうなふたりだけれど、奏はナチュラルに駆け引き上手……なのかもしれない。
ようやく、自分の気持ちに素直になれそうな奏。ふたりの関係がまた一歩前進しそうだが、真城の母親の件も気になるところ。お互いにハッピーな方向へと動きだすと良いのだけれど。
第4話の視聴はこちらから
真城からの気持ちが信じられずに疑心暗鬼になっていた奏だったが、話を重ねていくうちに、好かれている自信を少しずつだが持ち始める。両想いであることを知り、奏は抑えきれない喜びを感じていたが……。
、意を決して学生のときに好きだったと吐露した奏。絶対に引かれると恐れていた奏に対し、実は真城も奏が好きだったのだと告白を受ける。嬉しさと不安がないまぜになりつつ、奏は顔が緩むのがこらえきれずにいた。
学生時代の苦い思い出から同性愛者であることを隠し、「もう恋はしない」と決めている奏振一郎(池田匡志)。そんなとき、高校時代の親友で、当時想いを寄せていた相手・真城洸輔(堀夏喜)と再会する。半ば強引に、連絡先を交換させられた奏。積極的に連絡してくる真城を無視する奏だったが……。
第3話では、快が将軍の幸せを願ってウ・ソハに返すことを決意する。その別れのシーンで、将軍が見せた名演技が視聴者の涙を誘った。
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