藤井真弓(中村アン)の娘・ユキノにはもう時間がない。彼女の命を救うため、奔走する崎久保華(永野芽郁)は、さまざまな壁に当たって苦悩するが…。
いつもは冷静沈着で先の先を読んでいる進藤壮一(阿部寛)にも思いがけないピンチが訪れた日曜劇場『キャスター』第7話。そんな今回は、衝撃展開と思いもよらぬ終幕が待ち構えていた。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
応援してくれていた崎久保すらも騙して、国内で移植手術を受ける決断をした真弓。しかし、目的地の病院には進藤が待機していた。そんな進藤の前に、ビデオ通話にした状態のスマホを持った医師が現れる。
電話の相手は、「海外での臓器売買と移植手術の斡旋をしている」として、警察がマークしていたひまわりネットの代表・深沢武志(新納慎也)だった。進藤とは18年ぶりの再会である。
彼は、進藤の娘・横尾すみれ(堀越麗禾)のそばにおり、警察の捜査をやめさせるよう要求。「1.行方不明コース、2.人身売買コース、3.臓器摘出コース…」と選択を迫り、要求をのまなければ、実行に移すと脅してきた。深沢が、すみれに声をかけるまでしたため、進藤は彼らを逃がした。
非人道的な方法で脅迫する深沢。やり方が汚すぎる!脅すだけならまだしも、すみれに声をかけるのがリアルで恐怖感が増していく。新納の高い演技力とオーラも相まって、身の毛のよだつシーンだった。
そんな取引があったとは知らない崎久保と本橋悠介(道枝駿佑)は、現場で何があったのかを調べるべく、外に停めていた自動車のドラレコから映像を確認。崎久保は、進藤にスマホを向けていた医師こそ、長年行方不明になっていた父・川島圭介(山中崇)であると気づく。その後、療養中の母・由美(黒沢あすか)のもとに現れた圭介と対面した。
紆余曲折を経て、崎久保は圭介に「ユキノちゃんを助けてほしい」と懇願する。また、進藤には、自分を含め、移植手術に関わった深沢、圭介の逮捕に協力するが、ユキノの手術が終わるまでは待ってほしい、と持ちかけた。ユキノの命を守るため、法を犯すつもりでいる崎久保。彼女を救いたい気持ちは分かるが、その道に行くともう後戻りはできない…。
手術決行日。深沢が姿を現したところで警察がやって来た。「崎久保さん私をだましたの!」と真弓は言うが、そうではなかった。進藤が裏で手を回していたのだ。進藤は圭介の勤務先を探し出し、事前に「かわいい娘を犯罪者にしたくはないでしょう」と取引を持ちかけていた。取引の内容はこうだ。「深沢を金でおびき寄せ、警察に逮捕してもらう」、「圭介は“法律にのっとったかたちで”ユキノの手術をする」。なんと、進藤がユキノの本当の母親を探し出し、ドナーになってもらったのだ。元凶の深沢を逮捕して、ユキノを助ける。進藤が最良の選択をしたため、圭介も協力したのだろう。
手術が成功したのち、国内で違法な移植手術を行っていた、として圭介は逮捕された。崎久保は、カメラを回し、ニュース番組に身を置く者としての仕事をまっとう。その様子は『ニュースゲート』で流れた。
これで一件落着…かと思われた矢先、速報が飛び込んできた。それは、誰もが思ってもみないことだった。「たった今、入ってきたニュースです。深沢容疑者が留置場で服毒自殺を図りました──」。一体、何があったのか。進藤は何を思うのか。
気になるのは、深沢と圭介の会話シーン。深沢をおびき寄せるべく、真弓がクラウドファンディングで大金を集めたとウソの情報を流した圭介。そのとき「そうすればあの組織にも上納金が収められる」と誘っていた。果たしてあの組織とは?服毒自殺と関係があるのか?まだ裏に何かいるのか?次回より、最終章に入るため、この組織の全貌も明らかになりそうな予感。ますます目が離せない!
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