『くるり~誰が私と恋をした?~』ラストまで“くるり”し続けた記憶に残る最終回、SNSでも納得の声
最終回では、これまでの記憶をすべて思い出したまことが律、公太郎、朝日と答え合わせをするかのように会話。納得感のあるラストを見せた。
生見愛瑠が主演を務めるTBS系火曜ドラマ『くるり~誰が私と恋をした?~』が9日にスタート!第1話では、事故で記憶喪失になってしまった主人公・緒方まこと(生見愛瑠)が、プレゼントとして贈ろうとしていたであろう男性用の指輪を発見。その指輪を送ろうとしていた恋の相手候補3人と対面した。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
ドラマは、桜舞う夜、主人公の緒方まことが階段から落ちてしまうというアクシデントからスタート。まことは病院で目を覚ますも、自分の名前、家族、仕事など、すべての記憶を失ってしまっていた。
そんな中、自分の手荷物の中から、プレゼントとして贈ろうとしていたであろう男性用の指輪を発見。しかし、記憶喪失のまことは、言うまでもなく、それを誰に贈ろうとしていたかを思い出せずにいた。
そんなまことの元に、「緒方さん!」と元気に声をかけ、現れたのは同僚で唯一の男友達と語る朝日結生(神尾楓珠)である。中庭で朝日の好きなカップ麺を頬張る2人の姿は微笑ましい。誰を頼っていいかすら見当がつかないまことにとって(おそらく)変わらぬ笑顔を見せてくれる朝日の存在は大きかったことだろう。
そんな信頼感もあって、朝日に例の指輪を見せたところ、おもむろに自分の薬指に装着した朝日。シンデレラフィットした指をまことに見せながら「もしかして……俺にくれるつもりだったりして」と爽やかな笑顔。「なんてな〜」とおどけて見せるところまであざとい。「まこと、もう朝日でいいのでは?」と思ったのは筆者だけではないはずだ。
しかし、この朝日という男、ストーリーが進むにつれ、いまいち信じきれないような気もしてきた。それはまず、出会いのシーンで「緒方さん」と読んでいたのに対し「緒方」と呼び直したところ。
そして、まことと朝日のやりとりを見た女子社員たちが「(まことが)朝日くんに見たことのない笑顔だったんだけど!」とウワサをしていたこと。もしも朝日が言うように、同期で一番仲の良い存在ならば、そんなウワサは立たないのではないだろうかと勘繰ってしまった。
恋の相手候補2人目は、フラワーショップの店主で、まことの元カレを自称する西公太郎(瀬戸康史)。西もまた指輪がシンデレラフィットしてしまった1人だ。ただ、この西にもグレーな面はある。
例えば2人が別れた理由を「円満」だと話したのにも関わらず、原因は「(まことが)二股をかけていたから」と言ったこと。これについて公太郎は「俺が許せているから円満」と話すのだが、さすがに二股をかけて振ってきた相手を“円満”と言い切るのには無理がある気がする。若干、うろたえているようにも見えたことからそう感じた。
ただ、個人的には、そんなグレーな一面を含めても、西はツボである。特にそう感じたのは、まことが「辞めます!」と啖呵を切って、会社を退職したことを知ったシーン。そのことを聞いた西はふっと笑い「らしいじゃん」と返答したのだが、この時の笑み、そして瀬戸の魅力である低音な声がたまらなかった!
これまでの自分の生き方を垣間見て、自分に嫌気がさしていたまことにとっても、きっとこの笑みには助けられたに違いない。
1話のラスト、恋の相手候補3人目として現れたのは板垣律(宮世琉弥)。子どもが木に引っ掛けてしまった風船を取ろうと奮闘した後、まことをまじまじと見て「こんなことあるんだね。俺、初めてしちゃった!一目惚れ!」とストレートに告げた板垣。なんとも人懐っこい犬系男子である。
しかし、ラストに映し出された板垣のスマートフォンのロック画面は、まさかのまこととのツーショット画像。2人の関係性は謎ではあるものの、“一目惚れ”が嘘と言うことは確実かと思われる。
そんな1話の展開にSNS上では「ただの恋愛系ではない?」「3人とも嘘をついていそう」「考察要素もあるなんて、楽しみが増えた!」と大盛り上がり。前向きなまことが“恋の相手”、そして“本当の自分”にどうやって辿り着くのか。2話以降も目が離せなそうだ。
第1話はこちらから
第2話予告編はこちらから
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最終回では、これまでの記憶をすべて思い出したまことが律、公太郎、朝日と答え合わせをするかのように会話。納得感のあるラストを見せた。
第10話では、律と付き合っていた頃の記憶を思い出したまことが、律と公太郎との狭間で揺れ動く切ない回に。
第9話では、まこと(生見愛瑠)と公太郎(瀬戸康史)がデートへ。まことが自分の思いを確信したところで、謎が多い律(宮世琉弥)との記憶がよぎり、印象が“くるり”とするような内容だった。
第8話では、まこと(生見愛瑠)にとって良い友達だった朝日(神尾楓珠)が恋の相手として急接近。朝日の良さが光った回だった。
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