『くるり~誰が私と恋をした?~』ラストまで“くるり”し続けた記憶に残る最終回、SNSでも納得の声
最終回では、これまでの記憶をすべて思い出したまことが律、公太郎、朝日と答え合わせをするかのように会話。納得感のあるラストを見せた。
生見愛瑠が主演を務めるTBS系火曜ドラマ『くるり~誰が私と恋をした?~』の第9話が4日に放送。第9話では、まこと(生見愛瑠)と公太郎(瀬戸康史)がデートへ。まことが自分の思いを確信したところで、謎が多い律(宮世琉弥)との記憶がよぎり、印象が“くるり”とするような内容だった。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
バスケの際に約束したデートに出かけることになった、まことと公太郎。行き先を決めずにただただ街を歩きまわったり、食べものをシェアしながら話す。
お互いのことを確実に好きではあるものの、まだその思いを打ち明けていない。そんな2人にとっては、今こうやって何気ない時間を過ごすことが何よりも幸せなのだろうと感じた。
一方で、律は朝日との様子を探り、朝日が友達のままであることを確認。その流れで、まことは律に今好きなのは公太郎であることを伝えようとした。
しかし、それを遮るように「今のまことさんが決めないで。俺のことはまだ決めないで。判断しないで、大事なことだから」と律。まことは「決めないとダメなの。大事なこと。今の私でやっていくしかないんだから」と決意を新たにするも、律はなかなか簡単には諦めない。
「それだと間違えちゃうかもしれないよ」「まことさん、指輪どうしたの?指輪の人はもう忘れちゃうってこと?」と素直に質問。いつもよりも切ない顔で、過去を振り切ろうとしているまことを説得するのはいったいなぜなのか。その理由は、この直後に判明することになった。
それは、まことが公太郎に会いに行った時のこと。断片的な記憶に困惑していたまことに「記憶あってもなくてもいるから、俺」「忘れている誰かを傷つけているとしたら、俺も一緒に傷つけているから。まことひとりのせいじゃない」と公太郎。
これを聞いて安堵の涙を流すまことに、公太郎は食べられる花を食べさせた。
「少し甘い」とまことが言うと、公太郎は再びその花をまことの口に運び、まさかの口移し。「本当だ」と言い、2人は再びキスをした。
この流れに視聴者は「やばい!」「今のキス、かっこよすぎる」と大興奮。第9話も相変わらず、公太郎の圧勝か……と思われた瞬間、まことは律が付き合って1年の間柄であるということを思い出したのであった。
この記憶に困惑し、自宅でぼうぜんとするまこと。そこにしつこくインターホンを鳴らしやってきたのは、公太郎だった。
この時の公太郎は、いつもとは打って変わって影を落としたような表情。キスから意味深な表情をする公太郎の登場まで、約8分。このあまりのどんでん返しっぷりに「どういうこと!?」「kotta(公太郎のLINEの名前)がストーカーなの⁉️」と困惑する視聴者がSNS上では多く見受けられた。
しかし、筆者はあくまでも、公太郎ストーカーではなく、指輪の人であることを推したい。第4話の放送時にも言及したが、もしも律が指輪の相手だったとして、やはり「一目惚れしちゃった」と嘘をついた意味が引っかかるからだ。
たしかに、仲の良いカップルだった時代があったのは事実であろう。しかし、もしそうだとしたら最初から「付き合っていた」と言って会いにいけばよかったのではと思ってしまうからだ。
また、記憶を失う前のまことが「誰かにつけられている気がする」と何度か花屋に駆け込み、公太郎が迎えていたのも事実。そのような理由から、さすがに公太郎がストーカー説はないのではないかと考える。
果たして、公太郎の正体はなんなのか、指輪の相手は本当に律なのか。次週以降も見逃せない。
第9話の視聴はこちらから
第10話予告編はこちらから
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最終回では、これまでの記憶をすべて思い出したまことが律、公太郎、朝日と答え合わせをするかのように会話。納得感のあるラストを見せた。
第10話では、律と付き合っていた頃の記憶を思い出したまことが、律と公太郎との狭間で揺れ動く切ない回に。
第8話では、まこと(生見愛瑠)にとって良い友達だった朝日(神尾楓珠)が恋の相手として急接近。朝日の良さが光った回だった。
第7話ではまこと(生見愛瑠)と公太郎(瀬戸康史)がひょんなことから口論に。心の距離を縮めた回となった。
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