『くるり~誰が私と恋をした?~』ラストまで“くるり”し続けた記憶に残る最終回、SNSでも納得の声
最終回では、これまでの記憶をすべて思い出したまことが律、公太郎、朝日と答え合わせをするかのように会話。納得感のあるラストを見せた。
生見愛瑠が主演を務めるTBS系火曜ドラマ『くるり~誰が私と恋をした?~』の第8話が28日に放送。第8話では、まこと(生見愛瑠)にとって良い友達だった朝日(神尾楓珠)が恋の相手として急接近。朝日の良さが光った回だった。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
第7話で公太郎(瀬戸康史)から「じゃあ、デート」と誘われてから明らかに彼を意識しているまこと。ただ、同時に誰かにつけられ、公太郎に助けを求めるという記憶が戻ってしまったため、不安な夜を迎えようとしていた。
公太郎は、そんなまことに対して「しばらくいようか?インスタントコーヒーぐらいごちそうしてよ」と提案。まことが眠りにつくまで一緒にいることにしたのだが、結局のところ、まことが寝てしまった後で戸締りをどうするべきか悩んだ公太郎は、まことの部屋で一夜を過ごすことに。
このとき添い寝をしたり、過度に距離をつめたりしないのが公太郎の推せるポイント。まことが安心して眠れるよう、床で寝て、朝起きた時にまことがいることに少し驚いた様子や、いつも鉄壁なヘアスタイルにわずかに寝癖がついているところも込みで愛おしすぎた。
それでいて、番組終盤「花は買わないけど、来ちゃった。会いたくて」とまことが公太郎に告げたシーンでの柔らかい笑み。もう何度もくどいようで恐縮だが「2人とも付き合ってしまえばいい」。“好き”を意識しあう2人を見て、そう感じた。
しかし、第8話におけるMVPは、間違いなく“イイ人”ことブランケット男子・朝日(神尾楓珠)だろう。
まことと公太郎が距離を縮めていることを察した朝日は、閉店後のまことの職場を訪問。そこで「俺が優しくしたいのは緒方だけだから」「もっと意識して」「油断しないで」と猛アプローチ。そして「今度の休み、俺にもチャンスがほしい」とデートに誘ったのである。このど直球な告白を見て「朝日、すごい!」と感じた視聴者もいることだろう。
しかし、朝日はといえば、かなり緊張した様子。スマートに店の外に出た後で、1人で「スー」っと息を吐き、心を落ち着けようとするところまで愛おしさが溢れていた。
念願のデートに行った帰り道、手を繋いだり、「好きだ」「全部、俺だけの緒方だったらいいのに」と告白するぐいぐいっぷり。その言葉選びにキュンキュンしたのは筆者だけではないはず。「これはまことも恋の相手として意識したのでは?」と思ってしまった。
しかし、続けて朝日は(記憶をなくす前のまことと)仲の良い同僚だというのが嘘であること、もともとは“緒方”ではなく“緒方さん”と読んでいたことを告白。まことが記憶をなくしたのをいいことに、距離を縮めたことを素直に明かしたのだ。
これに関しては第1話の時点で、朝日が「緒方さん」から「緒方」と呼び直し、それを見た社員たちが「(まことが)朝日くんに見たことのない笑顔だったんだけど!」とウワサをしていたことから勘づいていた人も多いはず。筆者自身は「朝日、それは今さら言わなくてもいいのでは?」と思ってしまったのも本音。
ただ、ここで嘘をついたままでいるのがしんどくなってしまうのが優しい朝日の魅力なのだろう。さらに「俺のこと忘れていいよ」「俺は友達だった時間、死ぬまで覚えているけど」と言い、立ち去ろうとする朝日。これには「それは、ちょっと切なすぎる」「朝日、本当に優しいんだな」とSNS上では朝日の行動に称賛の声が送られていた。
ただ、イイ人なのは朝日だけではない。まことも一緒だ。この一世一代のカミングアウトの後でまことは「“緒方さん”呼び気持ち悪い。緒方でいいよ、友達なんだから」「1番の友達」と朝日について言及。これに対して、SNSでは「朝日、よかったね」「結果として、1番の友達になれるなんて最高のオチ」とポジティブな反応。ひと足先に完結した朝日とまことの関係性に対して、前向きな声が多く送られていた印象だ。
さて、次回は相変わらず知りすぎている律(宮世琉弥)と本命・公太郎の過去の“嘘”も判明しそうな様子。いよいよ失った記憶との答え合わせが進む中、まことはいったいどんな決断をするのか。9話以降も見逃せない!
第8話の視聴はこちらから
第9話予告編はこちらから
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最終回では、これまでの記憶をすべて思い出したまことが律、公太郎、朝日と答え合わせをするかのように会話。納得感のあるラストを見せた。
第10話では、律と付き合っていた頃の記憶を思い出したまことが、律と公太郎との狭間で揺れ動く切ない回に。
第9話では、まこと(生見愛瑠)と公太郎(瀬戸康史)がデートへ。まことが自分の思いを確信したところで、謎が多い律(宮世琉弥)との記憶がよぎり、印象が“くるり”とするような内容だった。
第7話ではまこと(生見愛瑠)と公太郎(瀬戸康史)がひょんなことから口論に。心の距離を縮めた回となった。
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