『くるり~誰が私と恋をした?~』ラストまで“くるり”し続けた記憶に残る最終回、SNSでも納得の声
最終回では、これまでの記憶をすべて思い出したまことが律、公太郎、朝日と答え合わせをするかのように会話。納得感のあるラストを見せた。
生見愛瑠が主演を務めるTBS系火曜ドラマ『くるり~誰が私と恋をした?~』の第7話が21日に放送。第7話ではまこと(生見愛瑠)と公太郎(瀬戸康史)がひょんなことから口論に。心の距離を縮めた回となった。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
誰だって、忘れたい過去の記憶は1つ、2つあるもの。
ただ、その忘れたい過去を自分がなかったことにしたところで、その思い出を共有している相手の記憶からも消せるかどうかは別。公太郎の過去を知ったまことは、自分が記憶を失い、そのような境遇を何度も経験してきたこともあって、自分が忘れること=相手が忘れることではないことを必死で公太郎に訴えた。
これに対して公太郎はというと、まことの言い分がもっともだとは内心思いつつも、長い年月をかけて自分の中で折り合いをつけることができた気持ちを簡単に変えることはできない。それゆえ、2人は軽く口論してしまった。
しかし、そんな状況を羨ましく思う者もいる。“いい人”朝日(神尾楓珠)だ。
毎週のように朝日に同情してしまうのだが、まことにとって朝日は都合の良い元同僚。まことの役に立つように振る舞うなど、朝日も朝日なりに恋のアプローチをしてはいるのだが、現状まことにとっては、まったく響いていない。
それを自覚している朝日は酔った勢いで公太郎の花屋を訪問。
「緒方とケンカしたって聞いたんですけど……羨ましい!」と笑顔でコメントし、「本当はずっとケンカしてて欲しいです…」と頬を膨らませるなどあざとい言動を連発した。この朝日の言動にSNS上では「めちゃくちゃかわいい」「朝日、酔っ払うとこんな感じなの?」と好感を持つ声が多数。普段、クールなイメージの役柄が多い神尾の新たな顔に心を奪われる視聴者が続出していた。
一方の律(宮世琉弥)は、まことの夢に号泣しながら登場。この夢がきっかけで、まことの中で初対面じゃない説が浮上する。
これを聞いた律は「もし記憶が戻って、前の自分と今の自分、考えが全然違かったらどうする?」といつになく弱気な質問。これに対してまことは「わかんないや。でも今は前の自分のことを知りたいというより、周りの大事な人、記憶がなくても変わらずにいてくれる人との思い出を忘れていることが悔しいな」と回答。すでに前を向き始めているまことに気づいて「忘れないで、俺のこと。俺、まことさんの大事な人になりたいと思っているから」と意味深なセリフを告げて去って行った。
紆余曲折あって、結果として仲直りできたまことと公太郎は、物語の終盤、一緒にバスケデートに。
ここでの2人のやりとりがとにかく微笑ましかった。
特に「公太郎さんが、シュート入ったら何かご褒美!」と笑顔でまことが告げたのに対し、公太郎が「じゃあ、デート」と目を見て返答したシーンは、あまりにもズルすぎる。「どこかに行こう」じゃなく「デート」というワードチョイス。もともと好意的に思っていた公太郎からのドキッとするような一言に、まこと自身の気持ちも「もしかしたら好き?」から「好き!」へと変わった瞬間だったように感じた。
そして、無事にシュートが決まって笑顔で顔を見合わせる2人。「過去の関係性がどうであれ、今はカップルとして成立しちゃっていんいじゃない?」そう思ったのは筆者だけではないだろう。
ただ、まことはシュートの喜びから公太郎に駆け寄った時に、過去の記憶が蘇った様子。それは誰かにつけられ、公太郎に助けを求めるという記憶だった。これまで「公太郎、本当に元カレ?」と疑ってきたものの、この記憶だけを見ると、元カレ説は嘘ではなさそう。少なくとも信頼できる相手だったのではないだろうか。
来週はいよいよブランケット男子、朝日にも恋のチャンスが巡ってくる予感。まことと3人の男性の恋の行方に注目だ。
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最終回では、これまでの記憶をすべて思い出したまことが律、公太郎、朝日と答え合わせをするかのように会話。納得感のあるラストを見せた。
第10話では、律と付き合っていた頃の記憶を思い出したまことが、律と公太郎との狭間で揺れ動く切ない回に。
第9話では、まこと(生見愛瑠)と公太郎(瀬戸康史)がデートへ。まことが自分の思いを確信したところで、謎が多い律(宮世琉弥)との記憶がよぎり、印象が“くるり”とするような内容だった。
第8話では、まこと(生見愛瑠)にとって良い友達だった朝日(神尾楓珠)が恋の相手として急接近。朝日の良さが光った回だった。
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