芳根京子が主演を務めるTBS系火曜ドラマ『まどか26歳、研修医やってます!』が、1月15日に放送スタート。本作は、芳根演じるイマドキ研修医・若月まどかが働き方改革で変わりゆく令和の医療現場に戸惑いながら、人生と向き合う濃厚な2年間を描いた成長物語だ。
第1話では、消化器外科に配属されたまどかが初っ端から失態を犯す。落ち込むまどかに、不器用ながらも優しく寄り添う指導医の菅野(鈴木伸之)に視聴者の熱視線が注がれた。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
コードブルーで始まり、コードブルーで終わった初回の放送。コードブルーとは、病院内で心肺停止、またはそれに類する事例が発生した際に用いられる緊急コールのことで、手が空いている医師や看護師は直ちに現場へ急行しなければならない。研修医のまどかもすぐに駆けつけるが、最初は意識を失った患者の救命に当たる先輩医師たちを、野次馬のようにただ眺めているだけだった。
「何だか頼りなさそう」というのが、まどかに対する第一印象だ。初期研修医として、ここから2年かけて色々な診療科をローテーションすることになるまどか。最初は消化器外科に配属になるも、点滴もまともにできないどころか、心臓マッサージのポイントも答えられない。そんな彼女でさえも、丁重に扱われるのが令和の医療現場だ。
印象的だったのは、「研修医はお客様」という言葉。近年、日本では慢性的な医師不足が問題となっており、どこの病院も人手が足りていない。だから、研修医はいわば貴重な卵であり、潰さないよう、丁寧に優しく育てるというわけだ。
研修医や新人ナースなどを主人公にした従来の医療ドラマからは怒号も聞こえてきたものだが、本作で声を張り上げている人はほとんどいない。「新人は最後まで残って勉強!」なんて言われることもなく、研修医たちは9時-17時勤務。プライベートも充実させられる。
他にも、まどかが寮で一緒に暮らす同期たちも皆いい感じに冷めていて、イマドキだし、ベテラン医師の西山(赤堀雅秋)が「女は出産だ、育休だって、すぐ現場離れんだろ」と時代錯誤なことを言えば、すぐに女性医師の手塚(木村多江)や内田(森カンナ)から即座に「それ、完全なハラスメントですよ!」と指摘が入るなど、初回から令和らしさが満載だった。
しかし、研修医であっても、患者にとっては医師という事実には変わらない。そのことをまどかに教えてくれたのが、指導医の菅野だ。ある日、まどかが初めて担当した入院患者の湯川(田中真弓)が腰の痛みを訴える。
だが、「寝違えただけだから大丈夫」という湯川の言葉を受け、まどかは菅野から「話はきちんとメモを取って、カルテに記入しておくこと」と言われたにもかかわず、報告しなかった。
その勝手な判断が、湯川を命の危険に晒してしまう。緊急オペでどうにか助かったが、あと一歩遅ければ、どうなっていたかわからない。「何とかなるっしょ!」が口癖のまどかだが、そんな生半可な気持ちで患者と向き合ってはいけなかった。自分が自分を許せなくて、涙をポロポロと流すまどかに、医師でなくとも、誰もが新人の頃の苦い経験を思い出させられたのではないだろうか。こういう時は「怒鳴られた方がマシ」と思えるものだ。
だけど、怒鳴ればいいってものではない。菅野は指導医として至らなかった部分を認めた上で、「逃げずにきちんと向き合うんだ。若月先生はお客様じゃない。俺たちと同じ医者だから」と告げる。まどかにとっては初めて“お客様“ではなく、対等に向き合ってくれた相手であり、その言葉が“医師”としての自覚を持たせてくれた。
そんな中、再びコードブルーが。慌てて現場に駆けつけたまどかは一番乗りになってしまう。生身の人間相手に救命措置をしたことはない。だけど、周りには他に医師はおらず、まどかは腹を括って、無我夢中で患者に行う。その後、菅野や救命救急センター長の城崎(佐藤隆太)が到着するまで命を繋いだ。
もちろん、誰も褒めてなどくれないし、謎の男・角田(奥田瑛二)からは「医者なら当たり前だけどな」と言われてしまう。しかし、まどかにとっては厳しい研修期間を乗り越えていく上で大事な成功体験となったに違いない。
2年後、まどかは自分が専攻する科を選択することとなる。また26歳からの2年間というのは早い人なら結婚し、出産する人もいて、一人の女性としても大事な時期だ。
「初期研修が終わったら、自分のプライベートなんて考えている余裕ないから」と、ちゃっかり婚活に励む同期の千冬(高橋ひかる)や萌(小西桜子)に対して、人生ノープランのまどか。終業後、週に何度も一緒に野球観戦する仲の良い彼氏・直人(渡邊圭祐)はいるけれど、まだ結婚なんて考えられない様子だ。そんな風にちょっと抜けているけれど、目の前のことに全力で挑む等身大の26歳を芳根が表情豊かに演じていて、心から応援したくなった。
菅野役・鈴木の好演も光った第1話。視聴者の間で話題となったのは、菅野がまどかをバックハグするような形で点滴のやり方を指導する場面だ。その胸の中にすっぽりと一人の女性が収まるほどの、鈴木の高身長とがっしりとした体型を最大限生かした胸キュンシーンに思わず身悶えした。ぶっきらぼうだけど、不思議と威圧感がない菅野。大型犬のような安心感と、実は方向音痴で、甘いものが好き…?と思わせるかわいらしい一面も兼ね備えていて、最高にメロい(=メロメロになるほどカッコいい)!
SNSでも「菅野先生、天然でそれやってるなら大分罪深いですぞ」「菅野先生やさしい…好き…そもそも普通にタイプ…」「まだ1話なのに鈴木伸之がメロすぎてこの先が心配」という声が上がっており、初回からガッチリ視聴者の心を掴んでいた。
第1話の視聴はこちらから
第2話の予告編はこちらから
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